配線作業を始めようと思って気が付いたのですが、ポットを通す穴が10ミリもあるんですね。
ボリュームはCTSを使うので3/8インチ(9.5ミリくらい)なので良いとして、バランサーは7ミリ径、プリアンプは8ミリ径です。
アダプターリングで径をせまくすることはできますが、ロックワッシャーが効きませんね。
8ミリの外歯ワッシャーとかが使えそうです。 一度秋葉原へ行ってネジの西川で悩みましょう。
今回は、ピックアップから出ている線も交換して欲しいという、お客さまからのリクエストがあります。
線を丸い穴から引っ張り出しました。 上から下に通して固定してある部分ですね。
この線を交換するのは大変リスクのある作業です。完全にハンダが溶ける前に線を動かすと簡単にピックアップが断線します。 しかも古いハンダはヤニが飛んでいるので溶けにくく、新しいハンダを足したりしながら見極める必要があります。
コイルの抵抗値を計測します。 この段階でもし絶縁していたら断線です。 巻き終わり側であれば1周ほどく手がありますが、巻き始め側だとやっかいです。
これを3回繰り返してから、ピックアップの配線をスイッチにつなぎます。
ジャックに出力をつなぎます。 実は弦アースもこの単線を使っています。
弦アースには基本的にピックアップの信号は流れないはずなので、導通がしっかりしていれば線はなんでも良さそうなものですが、裏蓋を外した状態で弾いていると、線が見えるので「あ、この線が入っているのだな」とちょっと演奏するテンションが上がる効果を期待してこうすることになりました(笑)
配線は完成しました。 良きタイミングで弦を交換しましょう。
以前にもお預かりしたことがあるストラトです。 前回はネック周りをやりましたね。
今回は配線の解像です。 ウェスタンエレクトリックの単線だそうです。 中はエナメル皮膜の単線になっています。
紙の皮膜を向いた後、エナメル層をしっかり削らないとハンダがのりません。
コンパウンドやバフの繊維がたくさんコントロールキャビティに入ったままなので、お掃除します。 あまりにもたくさん粉が出るので、実際は外でやりました(笑)
ピックアップの高さはこんな感じ。 後で戻すときはこれに合わせましょう。
配線をバラしていきます。
バラバラになりました。
コンデンサの足が継ぎ足されています。 どうせなら、WEの単線むいて中身を使いましょう。
コントロール部分が完成しました。
むいて、削って、予備ハンダしての繰り返しですが、時間がかかりますね。