アッセンブリーの製作【サンバーストPB+テレベネックの組み込み-3】

ネックポケットの塗装を掃除しました。 ポケットの左右が少し緩いので薄板を貼って調整します。

ジョイントを狭める

センターは問題なさそうです。

センターの確認

導電塗料を塗りました。

導電塗料を塗った

ピックガードのねじ穴の径と面取りを調整しました。

ピックガードの穴を調整

ピックガードの裏側にアルミシールを貼ってシールドします。 表面にコーティングがない無垢のアルミが露出しているタイプのものを使います。

アルミシールでシールド

アッセンブリーはこんな感じになりました。 古いコンデンサを持ち込んでいただいたので、なるべく足を短く切らないように、やや遠回り気味に曲げました。

アッセンブリーが完成

キャビティの形がビンテージと違うので問題があります。 ジャック周りがシビアなので、ここに隙間が出ない位置にピックガードを付けるしかなさそうです。

また、黄色の丸のネジ穴の下が空洞になってしまっています。

ネジ穴の下が空洞

ネジ穴の下に木材を貼り付けてネジが打てるようにしましょう。


ライトを買いました

開業当時からずっと気になっていたタイプのアームライトを買いました。

LEDのリングランプです。 真ん中はルーペになっています。

ライトを購入

ピックガードのねじ穴をあけるときなど、厚みのあるものの奥にある材木を針で突くような作業があるのですが、影が出るとセンターが分かりにくくなることがあります。

全方向から照らすのがいい

全方向から照らすのはとてもいいですね。 ギターのネジ穴の位置出しのために生まれてきたライトです(笑)

ただカバーがないので常にクロスを掛けておきましょう。 太陽光があたるとあぶないです。


チェック~ネックポケットの加工【サンバーストPB+テレベネックの組み込み-1】

フェンダーのテレキャスターベースのネックとサンバーストのプレベボディです。 お客さまから部品も含めて一式まとめて持ち込んでいただきました。 バンドを始めた高校生の姪っ子ちゃんに貸し出してあげるベースだそうです。

ボディは新品ではあるのですが、元からネジ穴があいているパターンですね。

お預かりしたプレベボディ

ネックは使用品ですかね。 ナット溝の間隔がちょっと怪しいので新品で作り直しちゃいましょう。 そうなるとリテーナーのネジ穴も埋めることになりますね。

ナット部分

ペグもネジ穴も怪しそうですね。

ヘッド裏

塗装は自然とクラックが入っていい感じになっています。

クラック

ピックガードはベッコウですね。

ピックガード

パーツもフェンダー純正のものです。 「姪っ子のベース用意するか。」と部屋をごそごそしたら、ベース1本分の部品のストックが出てきたそうで、ご本人も笑っておられました。 最高じゃないですか(笑)

渡された部品

ビンテージパーツで組んだフェンダーもお使いのオーナー様なので、ピックアップのクッションはこのまま使用してしまいましょうか。

ピックアップ

ペグのネジ穴はやっぱりずれていますね。 これは埋めます。

ペグのネジ穴はずれている

ストラップピンのネジ穴も埋めましょう。 斜めに入っていますね。

ネジ穴が曲がっている

エンドピンのネジ穴はまあまあですけれど、ブリッジと一直線上にないですね。

エンドピン部分

ジョイントのセンターとピックアップキャビティのセンターを引っ張るとエンドピンが正しい位置のような気がします。

ネックポケット

ポケットの形がテレベネックと合わないので加工しましょう。 型を取って・・・

型取り

テンプレートを起こします。

テンプレート作り

ネックをはめて微調整しました。

テンプレートの微調整

ボディに貼り付けます。

テンプレートをセットする

ネックがつきました。

ネックがはまった

取りあえずネジ穴は全部埋めましょう。 ブリッジカバーのネジ穴まであいているのですね。 そこは飾りということで放置しましょう。


外れていたナットの接着【SABRE Ⅱの組み直し-4】

ナットが外れていたので接着し直します。 元の接着剤を掃除します。

接着剤の掃除

再接着しました。

ナットの接着

でもこれ考えてみたら、もしナット溝がフレットより低くなってしまっていたら交換になります。 弦を張ってみてから接着しても良かったかも知れませんね。

タイトボンドはスチームできれいに剥がれるのでよしとしましょう。