ボディのルーティング加工【wife風レリックベースの組み込み-18】

追加するポットやピックアップのキャビティを掘っていきましょう。

木くずになる量を少なくしつつ、ルーターの騒音も短時間ですませるために先にシュルシュルとフォスナービットで粗加工します。

フォスナービットで粗加工

ノミでトントンとつきます。

ノミでつく

テンプレート治具をあててルーティング加工したところです。

ルーター加工が終わったところ

ピックガードの先をブラックにするのでシールド用のアルミテープは剥がして、あとでまた違うものを張ります。

アルミシートを剥がす

今回とりあえず黒いアクリル3ミリ厚で作ってみます。

コントロールパネルの製作

フェンダーUSAのピックガードから型を取ってみます。

外周を加工

面取りをします。

エッジの加工

つなぎ目を合わせていきます。 本日の作業は糸のこ盤であらかた切ってはアクリル板を張ってトリマーで仕上げて・・・をずっと続けているような工程ですね。

つなぎ目をきめる

スパッと真っ直ぐ仕上げます。

つなぎ目の加工

4弦側にあるナゾの指置き風切り欠きを作ります。

 

指起き?の加工

外周を磨いて仕上げます。 今回はレリックなので紙やすりを使って完全にきれいに仕上げずに、工具上がりのままバフです。 平面とエッジの間を丸めると使い込んだ感じになってきます。

ピックガード磨き

ルーティング加工した部分に導電塗料を塗って、グラウンド線を引き回しました。

アース系が完了

少しずつそれっぽい見た目になってきましたね。

のせてみたところ

 


元の配線をメモ【InnerWoodの改造-4】

今は以前配線したバルトリーニの配線が入っています。

バルトリーニがエポキシ系の接着剤でしっかり付いているので外さずに内部にそのまま残しておいて、何かあればまた使えるようにすることにしました。

元の配線

別アングル

もしまた使うことがあったときのために写真を残しておきましょう。


【S・Yairiのメンテナンス】

S・Yairiです。 電池の取り付け位置・ボリュームの取り付け位置の修正をします。

ヤイリ全景

バッテリーが結構変な位置に付いています。バック板の振動を止めてしまいそうなのでネックブロックの方に移動します。 なぜかホンダサウンドワークスのエフェクターに入っていた電池が付いていますね。

バッテリー

両面テープを剥がすために有機溶剤をスプレーしたいのでロングノズルを使用します。 最近はスプレー缶のノズルコレクターになってきました。

ロングノズル

サウンドホールをふさぐシリコンゴムのフタを付けようとすると干渉する位置に付いていたボリュームを剥がしました。

ホットボンドが剥がれて配線がグラグラしています。 皮膜からでた線が余っているのでハンダを一度溶かして線を少し押し込みつつ、ホットボンドを付け直しました。

ボリューム部

少し奥に移動したボリュームがこんな感じ。

ボリュームの移動

バッテリーが入るポケットはこちらに移動しました。 マジックテープで付いています。

バッテリーボックスの移動

ナットが剥がれていたので古い接着剤を剥がして、接着しなおしました。

外れていたナットの再接着

ペグの緩みを増し締めして今回の作業はここまでです。


ピックガードの加工【wife風レリックベースの組み込み-17】

ピックガードにピックアップを通す穴をあけるので、テンプレート治具を作ります。

治具の製作

できあがった治具をあてつつ位置を決めます。 本物のwifeはこれがネックギリギリに付いていて強度上の問題がありそうです。 10ミリくらい壁を残したいので写真のような位置にしました。

位置決め

大まかに糸のこ盤で切り取ります。

粗加工

トリマーで加工します。

トリマー加工

ピックガードを置いてみて確認です。

のせてみる

4ノブ仕様なのでピックガードに穴を追加します。

ポット穴の追加

ピックアップカバーがスカート状に広がっているので裏側を手作業で面取りします。

ピックアップカバー穴の面取り

面取りを少し広げて格好良くしましょう。

外周の面取り修正

ブリッジカバーを取り付けるネジ穴をあけました。 カバーは左右対称ではありません。 おおよそで付けるしかないですね。

ブリッジカバーの取り付け

次はボディ加工ですね。


組み込みがはじまりました【wife風レリックベースの組み込み-16】

入念にセンターを確認していきます。ジョイント部、ピックアップキャビティ等から導き出したセンターと、ネックから求められるセンターがひとつにまとまっているか改めて確認しているところです。

センターの確認

ネックの方も準備を進めます。 ペグを取り付けていきます。 Dチューナー部は細めのネジなので穴径を変えています。

ペグの取り付け

ペグと粗加工のブラスナットが付いて準備万端です。

ヘッド部

今回使うモントルーのリアルセルロイド・ピックガードのセンターをボディに合わせていきます。ジョイント部やピックアップ穴などから求めたセンターをボディに合わせて、どこにどの程度の矛盾が生じるかを調べています。

形状は問題なく合いそうです。 PBのピックガードはジャック部はかなりきわどいのでマスキングテープに線を描いて確認しています。

ピックガードの位置決め

ピックガードが付いたのでジョイント部を合わせていきます。テレベースのネックが付くのでジョイント部が四角いです。 PBのボディ側はジョイントが円いので角をトリマーのベアリングビットで削り込みました。

PGジョイント部の加工