やっと完成です【ヤマハ・サイレントベースの改造-5 】

いろいろと問題があったサイレントベースですが、配線のやり直しがやっと完成しました。

やり直した配線

ピエゾ単体で鳴らすことがない配線構造なので、EMG側のボリュームとトーンをマスターボリュームとマスタートーンにしました。

ピエゾのボリュームとトーンはアンプの前に格納することで分離できました。

ブースター基板の出力保護抵抗を10kΩとしてEMGの出力インピーダンスに合わせました。 出力のコンデンサを充電する抵抗をオリジナルのマイクロアンプの10kΩから100kΩに増やして、ピエゾ側の出力を並列で追加したときにEMGの出力が下がってしまう問題をあらかた解消しました。

回路図

ブースターアンプからの半導体ノイズがどうしても大きいので0.047μFのコンデンサを直接グラウンドに落としてトーンを使っていないときでも高域がある程度減衰した状態にしてあります。 かなりのローノイズになりました。 ベースとしてもウッドっぽくなったと思うのですが、もっとブライトな音が欲しいとなると高域のノイズとのトレードオフになります。

低域のハムノイズに関しては導電塗料によるキャビティのシールドと、シールド線を使うことでずいぶん良くなることが分かりました。 やはりピエゾは出力が小さい上にハイインピーダンスで引き回すのでシールド線を使うことでとても大きな効果が得られるようです。 こういったことが分かったのは収穫でした。

完成

とりあえずはこれで使ってみてもらいましょう。 これでまだ問題があれば思い切ってミキサー基板を入れるとかそういう話になりますね。