ボディの塗装前加工【1960風レリックJBの製作-3】

木工が上がってきたのでさっそく導電塗料を塗っていきます。 普段と違うところで加工をしてもらったのですがNC加工の段階でいろいろ下穴の位置出しが済んでいます。 ずれていたら穴を埋め直すつもりでしたがこのままでも良いかもしれません。 また組み込み時に詳しくチェックします。

一緒に上がってきたネックに関してはいろいろありましていつものヤマ楽器さんにお願いしなおそうと思っています。

導電塗料の塗布

ウエスト・コンターの角がどうも角張っていますね。外周のRは機械上がりで最初からこのRで、コンターのまわりは手加工なのでしょう。

コンターが角張っている

手作業の部分は手癖が出るので人によって仕上がり方が違ってくるのが面白いところです。 ペーパーサインも少し気になりますしここは一手間かけて「自分の形」になるように丸め直しましょう。

形を整えてさらに400番まで磨き直してみました。 なかなか良さそうですね。

Rの修正


段ボール製簡易塗装ブースVer2の製作

ベースの木工が上がってきたのでボディ塗装ができるように段ボール製簡易塗装ブースの拡張を進めます。

まず窓換気扇のセンターを段ボールに写し取るために画鋲を取り付けました。 これでエイヤッと段ボールに突き刺します。

換気扇のセンター出し

出したセンターからコンパスで円を描いてカッターで切り抜きましょう。

段ボールの穴開け

この穴が100均の換気扇フィルターに対応しています。 不要になったときにバラして捨てられるのが段ボールブースの良いところなのでマスキングテープで簡単にとめてあります。

換気扇フィルターの取り付け

水槽用のフィルターを薄くさいて貼り付けました。 実際使うときはこの左右にベニヤ薄板を延長してさらに塗料の飛散を防止しようと思います。

簡易塗装ブースVer2の完成

乾燥中にホコリが入っても問題ないようなレリック塗装ならこれで吹けると思います。


Billy Sheehan好きなら分かる!【wife風レリックベースの組み込み-1】

レリック加工をしたテレネックPBを組み込みます。 ネックコンディションをシビアに気にされるお客さまのベースなので今回の木工加工はヤマ楽器さんにお願いしました。

少し太めのネックグリップ、大きめのポジションマークです。 トラスロッドアジャスト部の強度やヒーター修正のしやすさを考慮してボディ側アジャストで張りメイプル指板仕様になっています。スカンク・ストライプはありません。

フレットは生地研磨しやすいように仮で打っておいてもらいましたが、ここからジェスカーフレットに交換します。 ハイポジションだけ細いフレットを打ちます。

テレネック

ボディの追加キャビティのルーティングはこれからです。 ネックポケットがテレネック似合わせて四角くなっているくらいで他はまだ普通のPBですね。

PBボディ

雰囲気だけでもと、ネック側に載せる予定のEBタイプのピックアップカバーを載せてみました。

ピックアップカバーを載せてみたところ

どうなるのかワクワクしますね! お客さまの中での構想はもう何年にも渡っていますし、私と具体的な打ち合わせを始めてから早くも1年くらい経っています。私も早く完成が見たいです。

 


ベースのボディを吹きたい!【簡易塗装ブースのバージョンアップ計画-1】

塗装ブースがあっても、ホコリが舞わない乾燥室がないときれいにボディを塗装することができないので、普段はお付き合いのある専門の塗装職人さんにお願いしています。

ですが、レリック加工のベースを2本製作する予定がありまして、吹き付ける工程を特別な手順にしたほうがいいのでは?と思いついたところで、自分で吹くことを思い立ちました。

というわけでホームセンターで一番大きな段ボールを2枚購入してきました。 とにかくでかい!ちょっと邪魔です(笑)

段ボール特大

ちなみに初号機はこんな感じでした。引っ越しの段ボールを切り抜いて作ったもの。 もう1年半も前ですか。 缶スプレーで小物を吹くならこれで十分使えましたよ。 何ごともやってみないと分からないものです。

初代簡易塗装ブース

さあ、さっそく組み立てていきましょう。今回は2個縦に連結して大きくしますよ。 こういう工作時にガッツリと太めに線を引くために「プレスマン」という、昔の新聞記者が速記文字を書いていたシャープペンを持っています。 棚とか作るときに便利でしたよ。

組み立て

枠を30ミリ残して切り欠いていきます。

切り込みを入れる

合体したところがこちら!

積み上げ

次は奥に円い穴をあけて換気扇に直結しつつフィルターを付けます。