ウレタンサンジングの下地に追加して飴色層を塗りました。 レリック加工したときに新しいクリアが出てくると雰囲気が出ないので下地の段階で黄色めの飴色を入れておくことにしました。
本物のwifeもラッカー塗装が剥がれた後もポリ下地が残っていて照明によっては飴色に見えます。
研究はさらに進んでいますのでさらなる高みをめざして作りますよ。
というか、今日は定休日なのに頑張ってしまいました。
Torlamを使おうかと思っていたのですが、リアルセルロイドピックガードの方が近いような気がしてきたのでこちらを加工して使おうと思います。
ピックガードとピックアップカバーを載せてみました。 少しずつ完成の状態が見えてくると楽しいですね。
お客さまから新しい資料が追加で送られてきました。 なるほど~参考になりますね。
ポールピースが出っ張らないようになかに詰め物をして調整する予定だったのですが、カバーに強力な粘着が付いていて、外したらボビンがスポッと外れるという事件が。
ポールピースの大きさが似ているという理由で取り寄せた韓国製なので一度バラして作り直しても良いかもしれませんね。
ミドルを立てた音を作りたいわけですから、せっかく高さのあるポールピースなので通常のプレベのピックアップのように平たく巻くのではなくもっと高さのあるコイル形状にまき直してみたくなりました。 検討してみましょう。
ウレタン・サンジングで下地を作りました。 現物のwifeはサンバーストが密着不良なのか最終的にナチュラルになりますが、下地はしっかり残っています。 ポリ下地になった時代のものだからでしょう。
研磨しいていきます。 レリックになるのでラフな仕上がりでも良かったのですが、ついついきれいに仕上げてしまいました。
ヘッドも下地はウレタンにしました。こちらも研磨。
研磨に使っているパッドはギタークラフト科時代に使っていたものですね。 友達のとまさくんが居酒屋でみがいたメニュー文字で書いてくれた「己を磨け!」です。 これもこの後余ったウレタン塗料で塗装しました。
トップはラッカー塗装になります。 ダンボール製簡易塗装ブースが大活躍です。
前職のラムトリックカンパニーでは塗装をしていなかったので久しぶりの塗装作業はとても楽しいです。
スキャロップの加工を進めていこうと思います。 お客さまからお借りした資料をもとに掘り込み加工をする部分にラインを引いてみました。
地道に手作業で彫り込んでいきます。 ビルが自分で加工したときの気持ちになることが大切でしょう。
自分で加工したなら本格的な塗料ではなくサインペンなどではないでしょうか。 茶色と黒を混ぜながら似た色にしていきます。
かなり本物に似た感じに仕上げることができました。 指板はオイルフィニッシュなので半年くらいすると焼けてきます。 その時にはもっと近くなるのではないでしょうか。
この工程でインクが周りにしみないように先にオイルを済ませてあるというレリックならではの段取りが活きているわけです。
ちなみに細かいことを言えばタラス時代のwifeにはスキャロップはありません。 お客さまの演奏法との兼ね合いでここだけ仕様がタイムワープしています。