スイッチクラフトとピュアトーンのモノラルジャック

左がスイッチクラフト製、右がPURETONE製のジャックです。

スイッチクラフトとピュアトーンのジャック

スイッチクラフト製はチップ端子にバネ型の端子がひとつ、スリーブ端子は筒状になっている部分の内側のどこかに接触するようになっています。

スイッチクラフトとピュアトーンのジャック

一方でPURETONEのジャックはチップ用にふたつ、スリーブ用にふたつのバネ端子が有ります。

またプラグの曲面に沿うように凹凸がつけられているので、接触する箇所が多いです。

長くギターに使われてきた信頼と伝統のスイッチクラフトか、バリバリとノイズが出ることが少ない多接点なピュアトーンか。 どちらがお好みでしょうか。

部品代は今どんどん上がっているので確かなことは言えませんが、価格はピュアトーンの方が少し高いです。


指板Rについて

一般的なフェンダーの指板R(7.25インチ)とギブソンの指板R(12インチ)は、紙に描いて比べてみるとこのくらいの差になります。 一番差が大きくなる最終フレットくらいの幅で描いてみました。

指板R

フェンダーの指板をギブソンRに変更するために削るとすると、指板がこのくらい薄くなります。

ポジションマークが透けたり無くなって入れ直しになったり、ネック材が柔らかい場合はトラスロッドナットの力で指板が持ち上がって割れたりすることがあります。 ロッドナットがネック材を押しつぶしてどんどんめり込んでいくネックは特に注意が必要ですね。


友達にギターを教える会

30年近くギターボーカルをやっているのに未だにオープンコードとバレーコードすら曖昧な友達にギターを教え直しています。

エレキギターを挫折した人におすすめする「ウクレレみたいに弾く方法」がこちらです。 写真はGキーです。 指板の図をクリアファイルの中で左右に動かすと他のキーでも弾けます。

エレキをウクレレみたいに弾く方法

2フレット手を動かすだけで、ひとつのキーの中のダイアトニックコードが1~4弦だけで弾けます。 ギタリストがたくさんいるセッションで、初見のコード譜を見ながらインチキなアルペジオを弾いたりするのにも便利です。

せっかくギターを持っているのに何にも弾けないよりは、これだけでもyoutubeで音楽を流しながらそれに合わせて何かしら弾けたらまたギターを練習する気になるのではないでしょうか。

2G

しばらく使っていなかったBR-80から出てくる2GのSDカードに時の流れを感じますね。


ダイアトニックが分かるクリアファイル

ベースをイチから練習し直している友達のために、音を探せるクリアファイルを考案しました。

ダイアトニックが分かるクリアファイル

コードが複雑になればなるほど、ベースはルートを優先的に押さえるほうが効果的なことが増えるので、音使いについてはまずはメジャーコードとマイナーコードだけを教えました。

上の指板図でキーを入力すれば、下の指板図でダイアトニックコードのルート位置、コードの種類が出力されます。

キースケールの音をなぞる場合にも、スケールが分かるので便利に使えると思います。


ピックアップを計測した【Legendの手直し-6】

友達に返す前にピックアップの直流抵抗値を測ってみたところ4.8kΩくらいでした。 抵抗値は低いですが音はそんなに小さかったり細かったりしません。 低価格帯特有の、マグネットが裏側に張ってあるタイプなので、磁力の関係もあるのでしょうか。

ピックアップを計測した

ボリュームにトレブルブリード回路(抵抗とコンデンサを2番と3番の間に付けるあれです)を付けました。 これがすごく相性が良い気がしました。 

と言うのも、トーンを絞ったときに1弦のボリュームが下がってしまう感じがなくて、あらかじめボリュームを絞ってアンプでゲインを稼いでおけば、ハーフトーン時に手元で音量を上げてあえてトーンを絞ることで、むしろちょっとハムっぽいニュアンスまで出るのです。 シンプルな5ウェイスイッチに3シングルながら、遊びで弾くぐらいの用途なら意外にも使い勝手が良く感じてしまいます。

部品としては普通に473のフィルムコンに250kΩのトーンポットなので、コイルのターン数が少ないこととの組み合わせで、カットオフ周波数が上がってそう感じているのかも知れません。

自分のギターはもう少しターン数が多いので、トーンコンデンサの値を小さくしてみようかと思いました。

変わったギターをいじると勉強になりますね。