こちらは頼まれものです。 56年製っぽくレリックしたピックアップカバーですね。
こういうことも時々やっています。
部品を一部外して自作したThe Chipをのせました。 建て増しで基板が2階建てになりました(笑)
アンラッチスイッチを使って、踏んでいるときだけトレブルブースターが効くようになっているのですが、自作した方のThe Chipをトレブルブースター側に、本物のThe Chipを歪みを作るためのメインのゲインにしました。
音を出してみたのですが、本物の方がゲインが低くてイマイチです。 トレブルブースターはそこまでゲインがいらない感じなので入れ替えます。 あと、ゲルマニウムダイオードはファズっぽくなるので、シリコンダイオードに変えました。
なにやら配線がたくさんで大変なことになってきています。
FETを2個しか使っていない回路なので、オペアンプで作ったディストーションにくらべると全体的にゲインに余裕がないですね。もっと歪ませたいときには物足りないかもしれません。 ベースで使うようなのでこのくらいで使用範囲だとは思いますが。
とは言え、オペアンプで上下対称にブーストしたものをダイオードクリッパーで上下非対称に歪ませるのと違って、トライオーダライザー化したFETのシングル増幅で上下非対称にするのも真空管アンプに構造が似ているというか、音にも風情があって良いように思います。
The Chip一発だけで、メインのゲインと、トレブルブースターを担当するにはあまりにもゲインが足りません。
もうひとつ同じようなものが必要です。
The Chipの回路図に似ていると思われるTC-3の資料があったので、それを元に基板を作ります。 今回はそれに抵抗をひとつ加えてFETを三極管特性に似せるカスタムもしてあります。
こういう透明な塩ビ板にテンプレートを作るとパターン側と部品側を見ることができて便利です。
基板に穴をあけて、レジストペン手描きしました。
エッチング中。
できあがった基板です。
部品点数はそんなに多くありません。 こんな感じ。
できるだけゲインの高いFETを使いました。
The Chip一発では歪みのためのゲインはあっても、さらにトレブルをブーストすることができないので、もう一発アンプを組みます。
クラフト科時代に野澤先生の仕事場で発掘してきたTC-3と書いた回路図を元にThe Chipのレプリカみたいなものを作ります。 これがそうです。
XTCTなんかはこういう構造のゲインアンプとツインリバーブ風トーンコントロールや似た構造のバッファーアンプなんかを組み合わせたものです。
で、今回はこれにひと工夫を入れます。 2MΩの抵抗の手前にその1/10にあたる200kΩの抵抗を追加することで、JFET(トランジスタの一種)を三極真空管に似た特性にすることができる改造をします。 Trioderizerで検索するといろいろ出てきますよ。
あと、アンプが複数台になるので、電源が干渉して発信しないようにデカップリングコンデンサを追加します。
さてさてどうなることやら。