部品を買ってきました【Baritone Boxを作ろう-2】

秋葉原に行く用事があったので部品を仕入れてきました。

ケース、6接点のロータリースイッチ、ノブ、ジャック、インダクター、キャパシター各種、抵抗です。

バリトーン回路の部品

こうやって見ると、収めるものがたくさんありますね。入るのでしょうか。

あえて基板を使わずにポイント・トゥ・ポイントという名の空中配線で作ろうと思います。その方がDIYする人もマネしやすいでしょうし。

 

 

追記。回路図では500mHのものと1.5Hのものが混在しています。15Hというものまであります。実際にはどれで作ってもおそらく可聴域で効くのですが、今回は一番正しいと思われる1.5Hで作ってみようと思います。2個追加で仕入れました。

500ミリヘンリーのインダクター


Baritoneの回路図さがし【Baritone Boxを作ろう-1】

つい先日のことですが、とあるお客様に「バリトーン・スイッチをギターに増設することってできますか?」とご質問を頂きました。

バリトーン・スイッチなら、6接点のロータリー・スイッチとインダクター(コイル)があれば製作可能そうですね。

「おそらく足もとに置く機材として製作することもできますよ」と言ってみたところ、ぜひともそうして欲しいということでしたので、Baritone Boxの製作が決まりました。 部品さえ手に入れば、自分で製作できる人も多いと思いますので興味のある人はぜひチャレンジしてみて下さい。

手元にある本の中に回路図が2枚ありました。基本的に定数は同じですね。まず下の写真は石橋楽器が昔出していた本です。

Baritone回路図1

次がエレクトリックギター・メカニズム完全版に載っている回路図です。

Baritone回路図2

上の回路には1カ所、10MΩの抵抗が入っていないところがあります。おそらく書き忘れだと思われますね。10MΩもあると電気的には絶縁に近い性質なのでノッチ・フィルタのQを調節する用途ではないでしょう。おそらくスイッチを切り替えたときのパチパチいうノイズを軽減するためのものではないでしょうか。