ナット交換とペグのネジ穴補修【LSS137SEBのナット・ブリッジ等の交換-3】

ナットを外しました。 トーカイのナットの下って破片が飛んだままアロンで接着してあることが多い気がするのですが機械で加工するときにチップしやすいところなのでしょうか。

ナットを外した

SonicのオイルドボーンナットOB-02を粗加工して接着します。

OB-02の粗加工

ペグのネジ穴が1カ所ダメになっているので埋めます。 それ以外のところも低粘度の接着剤でコーティングして補修しておきます。

ネジ穴

埋めた1弦以外は取り付け位置も良い感じなので、埋めて開け直すときに1弦も修正できると良いですね。

ネジ穴の補修

チューニングの安定感をよくする目的で、ペグのポストを磨きました。

ペグの清掃

ブッシュの内側にはグリスを薄く塗っておきます。

ブッシュにグリスを薄く塗る

分解清掃して良くなったように見えたフロントボリュームですが、音出ししてみるとやっぱり微妙です。

やっぱり直っていない

今は大和マークとかスカッドとかからAlphaブランドの24Φサイズ・ミリスペックポットが流通しているようですから、そちらに交換していきましょう。

昨日大和マークに無漂白牛骨ナットの注文を出したところだったので絶妙に間に合いませんでした。 スカッドの小売り品を注文してみました。


フレットのすり合わせ【LSS137SEBのナット・ブリッジ等の交換-2】

フレットのすり合わせをします。 既に粗加工を済ませた状態です↓ 弦を張った状態で演奏時と同じ角度に抱えてフレットの頂点をそろえました。

フレットのすり合わせ

フレットを丸め直してからサンドペーパーで傷を消していきます。

フレットを仕上げる

フレットを仕上げました。

フレットを磨いた

ナットを交換していきましょう。


ボリュームの修理など【LSS137SEBのナット・ブリッジ等の交換-1】

トーカイのレスポールスペシャルタイプです。

LSS137SEB

部品をいろいろ交換していきます。

持ち込んでもらったパーツ

ブリッジはモントルーのバダスタイプに交換します。

ブリッジを交換する

ナットはSonicのOB-02に交換します。

ナットをOB-02に交換する

ジャックプレートは金属製のものに交換します。 少し斜めに付いているのでネジ穴は埋めましょう。

ジャックプレート部

チタンサドルPR-02に交換します。 随分前に買った物らしく、加工精度が良いのでチタンサドルがポン付けできます。

チタンサドルを交換する

フロントボリュームの調子がおかしいそうです。 確かに回すと音が途切れるところがあります。

フロントボリュームの調子がおかしい

フレットのすり合わせもすることになっているので、フロントピックアップは外して作業したいです。

ボリューム

フロントボリュームに付いている配線を全て外しました。

配線をはずした

フロントボリュームは交換が必要だと思っていたのですが、中を開けて清掃したりハトメをたたき直したら修理できてしまいました。 今はもう手に入らないタイプの国産24Φサイズの500kΩBカーブなのでせっかく直ったことですしこのまま使いましょう。

ポットが直った

1弦の10フレット辺りに微妙なビリ付きを感じます。 12フレット辺りに逆反りがあります。 トーカイのこの手のギターは将来のハイ起きを考慮してハイポジションを逆反り気味に作ってくれてあるように見えるのですが、少しピーキーなようです。

ビリ付きがある

フレットすり合わせ時に少し周りとつないで山を14フレットから先になるようにつじつまを合わせようと思います。 それですごく良いコンディションになると思います。


フレットのすり合わせ

フレット交換したテレキャスターです。 

弦を張る

弦を張った状態でフレットのすり合わせを追い込みます。

フレットのすり合わせ

フレットを磨いて仕上げました。

フレットを仕上げた

ナット溝の深さを追い込みます。

弦溝を仕上げる

リテーナーの中を掃除してコンパウンドで磨きました。 薄くグリスを塗っておきます。

リテーナーを磨く

新しい弦に交換しました。

完成

これで問題なければ完成です。