ベースをイチから練習し直している友達のために、音を探せるクリアファイルを考案しました。
コードが複雑になればなるほど、ベースはルートを優先的に押さえるほうが効果的なことが増えるので、音使いについてはまずはメジャーコードとマイナーコードだけを教えました。
上の指板図でキーを入力すれば、下の指板図でダイアトニックコードのルート位置、コードの種類が出力されます。
キースケールの音をなぞる場合にも、スケールが分かるので便利に使えると思います。
友達に返す前にピックアップの直流抵抗値を測ってみたところ4.8kΩくらいでした。 抵抗値は低いですが音はそんなに小さかったり細かったりしません。 低価格帯特有の、マグネットが裏側に張ってあるタイプなので、磁力の関係もあるのでしょうか。
ボリュームにトレブルブリード回路(抵抗とコンデンサを2番と3番の間に付けるあれです)を付けました。 これがすごく相性が良い気がしました。
と言うのも、トーンを絞ったときに1弦のボリュームが下がってしまう感じがなくて、あらかじめボリュームを絞ってアンプでゲインを稼いでおけば、ハーフトーン時に手元で音量を上げてあえてトーンを絞ることで、むしろちょっとハムっぽいニュアンスまで出るのです。 シンプルな5ウェイスイッチに3シングルながら、遊びで弾くぐらいの用途なら意外にも使い勝手が良く感じてしまいます。
部品としては普通に473のフィルムコンに250kΩのトーンポットなので、コイルのターン数が少ないこととの組み合わせで、カットオフ周波数が上がってそう感じているのかも知れません。
自分のギターはもう少しターン数が多いので、トーンコンデンサの値を小さくしてみようかと思いました。
変わったギターをいじると勉強になりますね。
4芯線は太すぎて無理があったので、2芯シールド線にしました。
もしかしたらトーンも付けるかも知れませんが、無しでもいいならシンプルにしたいので取りあえずこの感じで進めます。
4000ターンの並列スプリットコイルピックアップ。 無事にエレアコみたいな音を出してくれるでしょうか。 当然、音はかなり小さいと思うのですが、なるべくノイズが少なくなるように作ってありますから、あとは足もとで何とでもなると思います。
もし上手くいったら皆さんの家にある弾いていないギターもエレアコ代わりに改造しましょう。
録音時の捨てトラック用、友達にギターの基礎や音楽理論を教えるときのギター、リハスタでアコギ弾きの友達に貸すギターとして活用します。 軽いんですよね、このギター。