バーニーのギターをお預かりしました。 ダブルカッタウェイのジュニアタイプ。

ふたコブのヘッドにはレスポールモデルの文字があります。 このあとフェル社とギブ社は訴訟にもつれ込んでいったのでしょう。

ピックガードを外すとこういう構造になっています。

ネックを外してみました。 ここにも導電塗料を塗ることになっていますが、3カ所にラグを打ってアース電位につなぎます。

ピックガードが縮んでいます。 ネジ穴がずれてしまっていますので埋め直します。

ブリッジはモントルーのバダスタイプとミリスタッドを取り付けることになりそうです。 付くかどうか確認が必要です。

コントロールキャビティも導電塗料を塗ります。 裏蓋はアルミシートでシールドします。 フルアップボリューム500kΩとフルアップトーン250kΩを取り付けます。 ネジが折れているところがあるのでネジ穴修理もします。

お客さまのコンデンサコレクションを見せて頂きました。 オイルコンは経年変化で容量が大幅に増えたり、フィルムコンに比べて等価直列抵抗や等価直列インダクタンスが多く、「部品として混じりけが多い分だけ楽器として自分だけのサウンドを得られる可能性が高いので、ファンが多いのでは?」という数年前の夏休みの自由研究結果で盛り上がりました。

今回はこの0.022μFを使います。

ジャックのネジも錆びていますね。 ここは金属製のプレートとPURETONEのジャックに交換します。

2ウェイロッドが入っています。 ほとんど締まっていませんがほぼ真っ直ぐのように見えます。 わりあい調子が良いネックかも知れません。

フレットはかなり使い込まれているので今回、ジェスカーの#47095に交換します。 ナットもうちのオイルナットに交換になります。
