シールドを製作します

ずいぶん長く仲良くして頂いているお客さまからシールドのご注文を頂きました。 シールドが必要になったときに思いだして連絡をくれるというのも嬉しいですね。

今回使ったのはベルデン#8412とノイトリックのモノラルプラグ。L字とストレートになっています。

シールドの材料

作っている最中の写真を撮り忘れました。 完成した写真です。

完成したシールド

シールド製作も御相談下さい。 こちらのメールフォームからご連絡下さい。

 


組み上げとワックスポッティング【コイルをスプリットしたテレベース用シングルコイルの製作-2】

以前ご紹介したコイルをスプリットしたテレベース用シングルコイルの製作の続きです。 特注でひとつだけ作っています。

ネジを買ってきたので組み上げていきましょう。 上下にボビン板を追加してこんな形になりました。

組み上げ

横と下はこんな感じです。

下部

コイルを保護する糸を巻いていきます。 初期型プレベやテレキャスターのリアピックアップはこういう保護構造になっています。

保護用の糸を巻いたところ

ハウリングの防止にワックスポッティングをしました。 初めて作ってみたものにしてはきれいにできましたね。

ワックスポッティング後

上部のネジは皿アタマにしてトップと面一にしましょう。 次はベースのボディ加工!


アーリーバードのパワーディストリビューターを作りました

他社製品ですが製作のお手伝いをしています。

基板製作から始まります。 感光基板を使ってエッチングをしていきます。 エッチングの進み具合はこうやってしたからスポットライトをあてることで確認できます。

基板のエッチング

切り分けた基板です。

基板を切り分ける

内部はこんな感じ。 全て手配線です。 新品の乾電池に近い9.8ボルトを7口出力します。 出力側にはトーシンのオーディオ電解コンデンサを採用しています。 エフェクターのモディファイでも電源周りのコンデンサはオーディオグレードに交換されますよね。

パワーサプライの組み込み

前後左右はこんな感じ。

7口取れる

LEDが付いていてACアダプターから電源が来ているかどうかを知らせます。 故障したときに光っていなければアダプターのトラブルが疑われるというわけです。


ボビンの製作とコイルを巻く工程【コイルをスプリットしたテレベース用シングルコイルの製作-1】

アコースティックギターのような形状をしたフレットレスベースに登載するために、1点もののピックアップを作ることになりました。

まず用意したのはこちらの部品です。

テレベースのピックアップ部品

ハムノイズを少なくするためにコイルをスプリットしてみようということになったのでボビンを切ります。

テレベース・PUボビン

カットしたところがこちら。

ボビンをカット

完成時にはまたひとつに組み上げないといけないので、もう1枚ボビン板をベースプレート代わりに加工しました。 コイルの巻きはじめ巻き終わりが倍になるのでハトメを増やしたり、そのハトメが干渉しないようにベースプレート側に逃げを作ったりしました。

ボビンの改造

ボビンを組み上げました。 角張っているとコイルワイヤが絡まるので研磨して丸めます。

ボビンの組み上げ

ふたつのコイルが近いのでコイルが接触してはいけないと思って、普段テレキャスのネック側に使用するAWG43ゲージという細めのワイヤを巻きはじめてみたのですが・・・。

ちょっとコイルが細く仕上がりすぎてしまいます。 JBのときと違ってポールピースが1本で細い分コイルが小さく仕上がることが分かりました。 もったいないですがこのコイルは捨てて、通常よく使うAWG42ゲージに戻しましょう。

AWG43を巻いてみる

まき直したものがこちら。 常識的なサイズのコイルができあがりました。 ファットな低音が欲しくて追加するマグネットタイプのピックアップですからターン数は少し多めに巻いておきました。 もとがやや非力なピックアップですからいい落としどころにきているような気がします。

AWG42を巻く

組み立てる前の状態がこちら。 ワックスポッティングしたあと糸を巻いてコイルを保護したりはまた次回。

巻き上がったコイル