ベース用3バンドプリアンプBCP-3の製作

プリアンプを製作したので絶縁をかねて塗装中です。 絶縁材やカラー、トップウレタンなど何層も吹き重ねます。

BCP-3(3バンドベース用プリ)

で、こちらが最近お気に入りの缶スプレーノズルです。

細吹きスプレーノズル

アルテコ・プライマーに付いていたものですが、かなり細めに出るのでプリアンプの塗装に向いているようで気に入っています。

ノズルが詰まると嫌なので使い終わった後は、KUREのブレーキクリーナーという缶スプレーを使って内部を「ブシューーー!!」と掃除してよく拭いておくようにしています。 これは結構使える方法ではないでしょうか。 DIY派はお試し下さい(笑)


’60sと’70sのサウンドをひとつに!ハイブリッドJBピックアップの製作

Birdcageでは60年代風と70年代風のJBサウンドの両方を出力できるハイブリッドなJBピックアップを製作しています。

このピックアップはコイルが2層に巻かれています。 内側のコイルは70年代を意識してフォームバー皮膜線を使用しています。 その外側に60年代風をイメージしてエナメル皮膜線のコイルを追加してあります。

60年代のファットなミドルと70年代の抜け感のある倍音を自在に使い分けることができます。 ’60sのブリッジで指弾き、’70sの両側フルでスラップといったような奏法との組み合わせも考えると、またさらなるサウンドの広がりがあります。

ハイブリッドJBピックアップ

出力を2種類取り出すために、出力線が3本になっています。

着磁と配線

キレイに取り回せるようにこういう感じでよってあります。

配線をまとめたところ

コイルは手送りの巻き取り機を使って、ひとつひとつ丁寧にランダムに巻いてあります。

ランダムに巻かれたコイル

サイトにあるハイブリッドJBピックアップの商品紹介ページはこちらのリンクをクリックしてご覧ください。

 


ツーインワン!BCP-3とBCP-2Mをアウトボード化しました

アクティブくささがなくパッシブ的に音作りができる3バンドEQのBCP-3と、個性的な2ミドル構成EQのBCP-2Mをひとつのケースに入れてアウトボード化して欲しいというご要望をいただきました。

Birdcageプリアンプの製品紹介ページはこちらから。

今回組み込む部品はこんな感じ。

組み込む部品一覧

ケースに完成時のレイアウトをイメージして載せてみる。 結構ギュウギュウですね。 この段階ではDCジャックの位置でまだ悩んでいました。

完成予想

穴開けを始めたところ。 左が3バンド、右ノブふたつが2ミドルです。

ケース加工中

部品を組み付けていきましょう。

部品の取り付け

基板を搭載する前にスイッチ周りの配線を済ませてしまいます。 ジャックとのイン&アウト配線や、青色3ΦLEDの点灯回路を作ります。

スイッチ周りの配線

配線が完了したところです。 基板のいろんなところから線が出るのでこうしてみるとややこしいですね。 スイッチやポットの周りは規則性があるのでスッキリしていますし、配線していても線の本数が少ないことが特徴的なプリアンプなので、迷うことなく作業しやすいです。

配線の完了

配線完了後にノブを取り付けたとことです。  あとは音をだしたりいろいろチェックすれば完成ですね。

ノブの取り付け

同じものが欲しいという方がおられましたら、こちらのメールフォームからご連絡下さい。お待ちしております。

先日、初期型スティングレイの2バンドプリアンプのレプリカ基板を作って、ペダルにしました。まだご覧になっていない方はこちらのリンクからご覧下さい。


昨日に引き続いていろんな基板製作

アコースティックベースに搭載予定の基板です。マグネティック・ピックアップをバッファして、イコライザを通ってきたピエゾの信号とミックスします。

バッファー&ミキサー基板

続いて、アップライトベースに登載するブースターです。 マイクロアンプの基板とほぼ同じです。

マイクロアンプ基板

ピエゾピックアップを受けるために入力インピーダンスを高くしてあります。オリジナルはおそらくNJM4558とかだと思うのですが、内蔵型なのでバッテリーの寿命を考慮して低消費電流のICを選ぶ必要があります。

入力インピーダンスの大きなFET入力型オペアンプの中で低消費電流のものということでNJM062を使ってみます。 回路の要件からICの選定をするのもなかなかたくさんの知識を必要としますね。

時々、各ICメーカーのサイトのカタログやデータシートPDFを眺めていると思わぬ発見があるので面白いです。


いろいろな基板の製作をまとめて進めました

基板の製作をまとめて4個進めています。 これは去年も作ったアコースティックベースのバッファ&ミキサーですね。オリジナルではピエゾ&イコライザーが付いているのですが、そこにマグネティック・ピックアップを追加して、それをバッファしたあとでミックスするという基板です。

アップライト・ベースにも使えそうな回路ですね。今後に期待です(笑)

バッファー&ミキサー回路

アップライト・ベースのピエゾ出力をブーストして欲しいというご要望にあわせて、いわゆる『マイクロアンプ』の回路を組んでいます。

BUMP OF CHICKENのローディをさせていただいていたときに、藤原さんの足下にブースターが必要になったことがあって、その時は最終的にホンダサウンドワークスさんのものになったのですが、何かあったときのための予備でボチボチと作りかけていたのがこの基板です。 ケースに入れる予定の形だったので今回、余分な外周をカットして使おうと思っています。

マイクロアンプ回路はピエゾ出力を受けることを前提に設計されていて、入力インピーダンスが高いのが特徴です。電源周りのコンデンサを追加するために基板パターンを一部かえてあるようです。 自分で作っておいて忘れていますのでもう一度確認しなければいけませんね。

マイクロアンプ基板とミキサー基板

Birdcageオリジナル・ハンドメイド・プリアンプを2機種アウトボード化したものを製作するので、そのための基板を製作しました。

BCP-3とBCP-2M基板の製作

完成して音だしチェックを済ませたあと、絶縁をかねて塗装します。 絶縁材、カラー、ウレタン・ニス・コーティングと缶スプレーを使用した工程が続くので塗装ブースを使います。

ベースのボディ塗装用に2号機を作ったのですが、作業窓を広くしすぎて、吹き返しがもれてくることが分かったので2号機は解体して早速3号機のDIYに入ります。 初号機は初号機でこういった用途に使いやすいのでこれからも使おうと思っています。

塗装ブース初号機

このプリアンプを作るときは全ての缶スプレーを、写真のブース内に転がっているノズルで吹いています。塗料が広がらないのでプリアンプを吹くのぴったりなのです。 もとは確かハヤコートに付いていたものだったような・・・。 ノズルがつまると困るので、使い終わったらKUREのブレーキクリーナーにこのノズルを付けて噴射→写真左の容器に入ったシンナーにつけ込んで掃除します。

着色完了

明日からはケースに組み込みですね。 とっても音作りがお上手なお客さまからのご注文なので、完成したあとどんなふうに使ってもらえるのかとても楽しみです。