トグルスイッチの構造はこうなっている【BurnyのSGの配線改造-2】

ギブソンのギターについているトグルスイッチはこんな構造になっています。 ◎になっているところがコモン端子といってスイッチが切り替わるときに根元になる端子です。

()のところはスイッチがそのポジションに切り替わるのですが、そこに何か回路ををつなぐことはできません。

トグルスイッチの構造

実際のレスポールやSGの配線はこうなっています。 Nはネック側ピックアップ。Bがブリッジ側ピックアップです。

コモン端子は出力につながっています。 これはスイッチポジションがセンターの状態です。 両方のピックアップの音が並列に出ます。

レスポールの配線

スイッチをリズム側に倒すと図の左側のスイッチが切り替わります。ブリッジ側ピックアップが切り離されてネック側だけが出ている状態になります。

リズム側に倒したとき

次にトレブル側に倒してみましょう。 今度はネック側のピックアップが切り離されてブリッジ側ピックアップだけが鳴っています。

トレブル側に倒したとき

これが基本的なトグルスイッチの構造です。

それを踏まえて今回の3ピックアップのSGタイプの配線について見ていきましょう。

 


中身を調べます【BurnyのSGの配線改造-1】

SGをお預かりしました。Burnyブランドです。

バーニーSG

3ピックアップなのですが、ミドルとブリッジのハーフトーン時にボリュームの効き方が極端で使いにくいということです。

確かにそうで、ブリッジピックアップがボリュームを通ったあとにミドルが付け加わる仕組みなので、回路図が変なのです。 ボリュームと言うよりトーン的な構造になるせいだと思います。

キャビティ内

もしできれば普通のギブソン配線も使えるようにできないかということでスイッチポットの増設も検討しています。

ただSGはボディが薄く、スイッチポットが入らないのです。

深さが26ミリ

SGにはCTSのスイッチポットが良いかもしれません。深さ26ミリのキャビティでもギリギリ入りそうですよ。

CTSのスイッチポットなら入る

とりあえず回路を考えます。