こちらは頼まれものの作業。
55年製のストラトに付いていたノブそっくりの新品ノブです。 転がすとカラカラと鳴って素材が特別なのがよく分かります。
これらのノブを汚していきます。
これだけの数があると不思議な風景になりますね。
夜はバンドのリハでした。 定休日ですが仕事が遅れているので朝から作業と連絡をして夜から出かけました。
マンションズというバンドです。 誰もまともに楽器が弾けないバンドです。 マンションに憧れている団地住まいという設定のバンドで、左にいるギターボーカルはバンドネームが「団地妻」です。 奥にいるベーシストが「国鉄コンテナ(仮)」です。
スタジオは赤羽のwingです。 ここは機材のメンテナンスが素晴らしいです。 この日もギャリエンクルーガーのアンプの半導体交換しているところが見られました。
団地妻が「梱包用の荷造りひもがある。あと電池。」っていうので、「電源用のトロイダルトランスと電解コンデンサだよ。」と教えて上げました。
私は「DJドレスデン」としてカオシレーターで相の手を入れるだけで、それ以外はアンプのスイッチを入れたり、エフェクターのパッチを作ったり、カポを付けたりと、ローディさんの劣化コピーみたいなことをしています。 それができないメンバーなので。
ちなみにドレスデンはドイツの街です。 団地は本来、社会主義国の建物なので東ドイツの街の名前を選びました。 旅行が好きなギターコーラス担当「第二国鉄アパート」によると、「ドレスデン 駅前」で検索したら出てくるあの団地の並びはスーパーマーケットとかになっているそうです。
トラスロッドナットが押しつぶしてしまった木部をメイプルで埋めたので、そこにもう一度溝を掘ります。
トリマーガイドを作ります。
ヘッド面の突き板の段差があるので2ミリの板を張りました。
ガイドをセッティングしたところがこちら。
溝を掘ります。
ベンドロッドという、たわませて仕込むタイプのトラスロッドだと、ネックの主材が耐えられないようなので、違う仕組みの真っ直ぐなロッドを仕込みます。
なのでベンドロッド用の溝を埋める埋木を作ります。 これは厚みを調整しているところですね。 厚み調整はシックネスサンダーとかがないととても手間がかかるのですが、小物の場合はこうやってトリマーで薄くするのも手ですね。
底面がまるいので削って形を合わせます。
できあがりました。
これを接着します。