ピックガードのエッジをとがらせる

現存のベッコウ柄ピックガードのなかで一番ビンテージに似せられるのはモントルーのリアルセルロイドピックガードではないかと思っています。

しかもエッジを30°くらいまでとがらせると、さらにレリックの楽器に似合う見た目になりますね。

ピックガードのエッジをとがらせる

今まではエッジを削った後、紙やすりで細かく番手を変えながらピカピカに研磨していたのですが、研磨の最中に角が丸くなりやすいのです。

研磨中にダレやすい

今回は320番と600番、そしてコンパウンドを付けた布と工程を3段階に絞ってみました。  案外つやも出ましたし、白い層をアピールできているように見えます。

意外につやも出た

こんな見た目になりました。

レリックしたピックガード

同じ加工が必要な方はこちらのメールフォームからご連絡下さいませ。


キャビティに木片を貼り付ける【スクワイヤPBのピックガード交換-2】

ネジ穴の数が違うピックガードを付けるので、一カ所、ネジ穴があけられないというか、キャビティが見えているところがあります。  ここに木片を貼り付けましょう。

ネジ穴があけられない

ボディがアガチスらしいのですが、わざわざホームセンターでアガチス工作材を買うのもなんなので、マホガニーの木栓から切り出しました。

木栓を作る

ボディの内側の塗装をはがして接着しました。

木栓の貼り付け

新しいネジ穴をあけます。

ネジ穴をあける

こうしてみるともっと薄い突き板を何枚か貼るだけでも良かったような気もしますね。

 


フレットの仕上げとシムの製作【音詰まりするグレコの修理-3】

弦を張ってみました。 音詰まりの問題は無くなりました。 もう少しハイポジションを削っても良いかもしれません。 そこだけ加工して仕上げていきましょう。

弦を張ってみる

フレットを丸め直して研磨しているところです。

フレットを仕上げる

磨き終わりました。

フレットをクリーニングする

ナットの下に紙のシムが入っていました。 0.5ミリと0.2ミリで合わせて0.7ミリ。 フレットが低くなったので0.6ミリぐらいでいいです。

シムが入っている

金属製のシムもあるのですが、0.3ミリのファイバー紙があるので2枚合わせて0.6ミリ厚の紙のシムを作り直しましょう。

新しいシムを作る

弦を張ってみました。

弦を張ってしばらく置く

ネックが安定したらこれで完成です。

 


穴埋めから【スクワイヤPBのピックガード交換-1】

ピックガードを交換するPBです。 ガードを変えると59年仕様になりますね。

スクワイヤのPB

ネジ穴が合いません。 全体的に埋めてあけなおしましょう。

ネジが穴がずれている

さっそくネジ穴を埋めます。

穴埋め

ピックアップフェンスも取りつけるのですが、 面取りが少なくてどうしてもネジが出っ張るのが気になるそうです。

合うネジを探す

何か良いネジはないものでしょうか。