ピックアップフェンスのネジ【スクワイヤPBのピックガード交換-3】

いろいろとネジを買ってきてみたのですがこのネジが結構良さそうです。

買ってきたネジ

かなり平らに仕上がります。

ネジ頭が収まる

スタックノブが付いていたころの初期型ジャズベースのコントロールプレートには、ネジ穴に皿が切られていないのです。

そこに付いていた平たいナベネジが本来ここにもピッタリ合うらしいのですが、そのネジがなかなか手に入らないので、小さめの皿ネジで対応しようと思います。


ピックアップの入れ替えとシールドの製作

遠方から来ていただいたお客さんの作業をまとめて行いました。 まず2本のベースのピックアップを入れ替えます。

このジャガーベースはアギュラーが載っているのですが、プリアンプの増幅率が高いので出力を下げたいそうです。 ですので、このベースに載っている8kΩ台のピックアップをフェンダーJBに付けて、フェンダーJBからこちらに7kΩ台のピックアップを戻します。

ピックアップの交換作業

配線がややこしいです。 とりあえず機能を解析するのは後にして、記録だけ取った状態でピックアップだけ入れ替えます。

配線が複雑

JBの方はややファットになってこちらもいい感じです。 70年代のあっさりした感じから、ねばる感じが強くなりました。

ピックアップの交換作業

その後はシールドケーブルの製作です。 もともと7メートルのベルデン#8412ケーブルがありまして、それを3本に分けるという作業です。

#8412

皮膜をはがして、網線をほぐします。

#8412

網線の中にある繊維を切り取ります。

#8412

網線をまとめたところ。

#8412

このシールドはもともと、網線がコールド(アース共通)で2本の白黒線がホットという構成になっていました。

網線シールドを片側アースにして、白黒のどちらかをホット、もう一方をコールドにする方式もありますが、なんだかんだ言って2本ともホットにしたときの方が楽器向きな音がするという人が多いですね。

網線だけがアースにつながっている場合と、もう1本アースにつながっている場合では当然、ホットとコールドの線間容量にも変化があるので、同じ長さのケーブルでも音が変わるのは間違いないです。 試したい方はいろいろ自作して比べてみても面白いと思います。


指板のRを修正する【カスタムショップストラトの指板R修正-3】

ハイポジションのヒーター修正が上手くいったようなので、一度弦を張ってみました。

ストレートエッジという直線を調べるための物差しを使うために、フレット溝を補修するのに塗った接着剤だけ削り落としました。

このまま指板研磨して良さそうです。

弦を張ってみる

ひとつ気になったことがあります。 ブッシュが浮いていますね。 押し込んでみましたが入らないです。

弦を張ってみる

段付き穴になっているのですが、狭くなったところがブッシュの先にピッタリあたっているようで、すこし押し戻させていますね。 ほ~んの少しだけ表側から広げた方が良いかもしれませんね。

段付き穴がブッシュを押し返している

指板を研磨していきます。 まずは12インチに広げます。

指板を削る

真ん中から順番に広がっていきます。 指板エンドの両端が削り残っているのが分かりますね。

12インチに削る

ナット部分が12インチになりました。

12インチ

エンド部は14インチになりました。 これ以上は削れなさそうなのでこれで指板のR修正が完了です。

14インチになっている

ここからフレット溝を修正していきます。


ヒーター修正の結果

ストラトの方は良い感じにヒーターが効いたようです。

ヒーター修正の結果

フジゲンのベースは少し戻りますね。 方針を変えて中央付近もフレットをきつめに打っても良いかもしれませんね。

ヒーター修正の結果

2~5フレット付近は逆反りやすいのでこのあたりの指板は削るつもりでいます。


ロックナットの取り付け【ロックナット取りつけ穴が大きいIbanez-4】

秋葉原で買ってきたM4のロックワッシャーを取りつけていきます。

ロックワッシャーを入れる

1弦側に入っていたシムも入れ直します。 ないと2弦が1フレットにあたりやすくなるようですね。

ロックナットの取り付け

ロックしようと思ってパーツをよく見たら弦のあとが井の字になっています。 どっち向きに付いていたのでしょう。

井の字になっている

横から見るとカーブがついているので、合わせて取りつけました。

Rに合わせて取りつけた

リアピックアップの6弦側が弦に触れかかっているので少し下げます。

リアピックアップが弦に近すぎる

弦を張ったところ。

弦が張れた

チューニングを確認してしばらく置いて完成です。