ペグの分解清掃【白いフェンダーUSAのJBのペグ修理-1】

以前にもお預かりしたことがあるベースです。 2弦のペグが回らなくなってしまったそうです。

白いフェンダーUSAのJBのペグ修理

外してみます。 裏側に金属の粉末がたくさんついています。 ペグの素材そのものが摩擦で削れています。

分解洗浄してグリスを注したら動きました。 もうしばらくは使えそうな気がします。

他のペグもやっておきましょう。

ブッシュが浮いているのも気になります。 穴が広すぎるので張力で倒れ込まないように薄板を張って固定し直します。

ネックの順反りも大きいです。 弦を外してトラスロッドナットを緩めてこの隙間があります。

このネックは夏場は弦を緩めた方がいいですね。 木そのものが順反ろうとしている場合は、西日が入る部屋で温まっただけで順反りします。 そういうネックは夏場だけは弦を全緩めしても良いかもしれません。 トラスロッド調整を怠ってネックに順反りクセがついているだけならそこまでする必要はないです。 その判断ってむずかしいですけど。

ボディ側のジョイントねじ穴がきついので、2カ所をほんの少しだけ拡げました。


修理【断線したJBピックアップの修理-2】

リアピックアップは外側を一周だけほどけばつなぎ直せそうなので、まき直さずに直しました。

コイル線の浮きをワックスで固定する

フロントもリアも、コイル線がコイル本体からフワッと浮いている部分がありました。 またカバーに引っかけて切らないように溶かしたワックスに漬け込んで収めました。 

コイル線の浮きをワックスで固定する

配線を出し直します。

配線を取り付ける

カバーもハンダごてで何度も溶かしているようで、余計に引っかかりやすくなっています。 もう外れないように黒いテープで固定しておきます。

カバーを固定する

発送前に梱包しながら最終的に導通チェックしました。

梱包しながら導通チェック

完成です。


配線作業【ワーウィックのプリアンプ配線改造-2】

バランサーを撤去して、ラージヘッドのトグルスイッチを取り付けます。 ボディが平坦でないので安全を優先してテーパーリーマーで拡げました。

スイッチを付けた

ピックアップのシールド線のむき方がきれいではなかったのでやり直しました。 コールドをボリュームの方向へ出しておきます。

ピックアップの線をまとめる

スイッチの配線が終わりました。 ボリュームの背に1L1Pのラグ板を取り付けておきます。

ボリュームの背にラグ板を付けた

基板の電源とキャビティがショートしないようにクッションを入れておきました。 裏蓋を開けるときにポットを外すことになるようなので、シールドを指したまま裏蓋を開けると電源のショートが起こる可能性がありました。

基板を絶縁するクッション

配線を戻していきます。

配線した

電源はラグ板の宙に浮いている方にまとめておきました。

ラグ部分

断線を防止するために裏蓋に付いているポットに、ロックワッシャーを追加しました。

ロックワッシャーの追加

ノブを付けて完成です。

ノブの取り付け

これで弾いてみてもらいましょう。