弦溝を作る【SG Specialの改造-14】

ブリッジに弦溝を作っていきます。 弦の位置はこのあたり。 ポールピースの上を通りつつ、指板の両端から弦の距離が均等になる感じです。

弦溝の位置を決める

溝を作っていきます。 このあと、サドル周りの部品が共鳴しないように低粘度~中粘度のネジロックで仮固定しました。

溝を作る

ピックアップはこんな高さになっています。 ネック側はこれより下がりません。 ブリッジ側は上げ下げできます。

ピックアップの高さ

高級機種のP-90はビンテージ仕様によせてあって、あえて出力がそろっていますので、どうしても音量バランスが悪く、ネック側が大きくなります。

ピックアップの高さ

音量バランスを気にするならネック側のバネを短くしておいた方が良いですが、「これがスペシャルのミックスの音の良さだ」とか、ネック側が大きいくらいの方が用途に合っているという場合はこれで良いと思います。 あとポールピースがまだ下がりますね。

ピックアップの高さが固定になっているヒスコレのスペシャルは音量バランスが基本的に合わないですよね。 それがあの音の理由でもあるわけで、もはや好みの問題です。

ピックガードの取り付け位置を変えたので、ピックアップに干渉しなくなりました。


ブリッジ両端のネジについて【SG Specialの改造-13】

スタッドは問題なく取り付けられました。

スタッドは無加工で入った

両側にあるオクターブ方向の取り付け位置を決めるネジにナットを追加して、ネジの長さを固定できるようにします。

ネジを固定するナットを追加する

もともと付いていたブリッジです↓ オクターブ調整用の凸がサドル代わりに付いています。 このタイプのブリッジは左右対称にアンカーが打たれています。

元のブリッジ

取り付け位置はこの辺り↓ 左右の2本のネジの飛びでている具合も、両方同じくらいに適切な感じです。

ネジは両方同じくらい出っ張る

弦を張っていきましょう。


ナットを接着【アコギのサドル製作-3】

サドルの高さを比較します。 元のサドルの方が焼けているのが気になります。 もう少し黄色目に着色しても良さそうですね。

サドルの比較

弦を張ってみようかと思ったらナットが剥がれていることが発覚しました。

剥がれている

3カ所ほど瞬間接着剤を塗ってくっつけてあったようです。

瞬間接着剤が見える

これを掃除したら弦溝が低くなってしまうことが多いので、今回はこのままピッタリ合わせて低粘度の接着剤を左右から流し込んでおきましょう。