ダミーボディの検討【EVHのフレット交換-2】

ダミーボディを出してきました。 ベース用に使ったことがあります。

ダミーボディ

表通しができるブリッジを簡易的に取り付けて、弦を張れるようにします。

簡易的なブリッジ

ネックはこの辺りに取り付けることになりそうです。

ネックの取り付け位置

ネジの長さを見てみましょう。 ブッシュの深さを調整して上げる必要がありそうです。

ネジ穴の深さ

SCUDのジョイントブッシュが使えそうです。 取り寄せましょう。

ジョイントブッシュを手配する

透明な樹脂板にネックの形とネジ穴を写しとって穴加工して、ネックの延長線上にブリッジを取り付けるという順番で良さそうな気がします。

ジェスカーフレット

フレットはステンレス製ジャンボフレットになります。


また新しいことに気が付いてしまった【ブラック フェンダー5弦ベースのノイズ処理-12】

スタックコイルでハムノイズをキャンセルしているはずのピックアップなのに、ジーとかシーとかいう高域のノイズが残ります。 ボディに導電塗料を塗布したストラトのシングルと同じくらい高域ノイズが残ります。

現代はUSBで充電するものや、LED電球などにスイッチング電源回路がたくさん使われていますので、50Hz低音ハムノイズよりも高域のノイズが飛び交っています。

これらのノイズが消えていないのです。 原因はスタックであることそのものにもあるような気がします。

コイル正面からノイズが入ってくるときに同じ平面に登載されているふたつのコイルでハムキャンセルするのと違って、位相差が出てしまうのではないでしょうか。 厚み方向に距離があるふたつのコイルなので、高域ほど位相差が無視できなくなり、完全に逆相にならない部分が残るのではないでしょうか?

ふたつのコイルの間にスペーサーが入っていましたが、コイル間のストレーキャパシティでキャンセルする前に合流してしまったり、思わぬLCフィルターが形成されて共振周波数でノイズがかえって強調されるのを防いでいるのではないでしょうか。

なんとなく内部構造が分かってきました。

現状は、フロントとリアで全く同じ構造になっているので残留高域ノイズどうしがキャンセルされませんが、リアをさらに逆巻き逆磁極にすれば、ミックス時に通常のジャズベースのようにキャンセルされるようになるのではないかと思われます。

試しに、リアピックアップを裏返してみます。

裏返すとノイズが減る

これだけでミックス時のノイズがかなり減りました。

内部構造が完全に理解できたわけではないのでリスクがありますが、着磁し直して磁極を逆にして、インアウトの線を入れ替えて、ポールピースのアースも逆につなげばノイズが一番小さくなるのではないでしょうか。

 


ご要望の整理【Freedom ストラトタイプの部品交換7-1】

フリーダムのストラトタイプです。

Freedom ストラトタイプ

レリック加工をどこかの工房に頼んだらロゴがなくなっちゃったみたいです。 レリック加工は上手ですね。

ロゴがなくなっている

トレモロスプリングとイモネジを交換します。 イモネジのレリックもして欲しいとのことなのですが、サビて動かなくならないように塗料を使ったネジ頭の汚しくらいのレリック加工にしようかと思います。

スプリングは4本掛けで1弦側だけ1本斜めにするそうです。 興味深いこだわりです。

持ち込んでいただいた部品

指板サイドが丸いので、ナットが少し出っ張って感じます。 端だけ丸め直します。

角が手にひっかかかる

わずかですが指板が痩せてフレットが出ています。 バリ取りしましょう。

バリが出ている

最近弦高が上がってきたそうですから、ネックコンディションを見て、フローティング量を適正にしましょう。 トレモロが上がってきている気がするそうです。

 


ピックアップを戻す【ブラック フェンダー5弦ベースのノイズ処理-11】

ピックアップを戻していきます。

各ピックアップからくるコールド線が2本、隣の基板のグラウンドとつなぐ青い線が1本、基板をコントロールプレートにつなぐ緑の単線が1本。 合計4本がつながるのに穴が3個しかありません。 元はコールドどうしをよってまとめてから差し込んでありました。 元のものよりしっかりした出力線に交換したので同じことはしたくないです。

慢性的なグラウンド端子不足

基板のシグナルグラウンドを、基板ごとにフレームグラウンドにつなぐ意味ってなんでしょうか。 どちらかというとリターンの電流が流れるシグナルグラウンドは電流の流れに沿ってつなぐなり、1点にまとめるなりして、フレームとは1カ所でつなぐ方がいいはずです。

伝統的に、ギターやベースは1点アースになってはいませんから、必ずしもフレームグラウンドと1点で接するようにつなぐ必要があるわけではないですが、逆にわざわざ増やす必要も無い気がします。

基板ごとにシグナルグラウンドがシャーしグラウンドにつながっている基板ごとにシグナルグラウンドがシャーしグラウンドにつながっている基板ごとにシグナルグラウンドがシャーしグラウンドにつながっている基板ごとにシグナルグラウンドがシャーしグラウンドにつながっている基板ごとにシグナルグラウンドがシャーしグラウンドにつながっている基板ごとにシグナルグラウンドがシャーしグラウンドにつながっている

と思いながら線をピンセットで引っ張ったら、ロックワッシャーからハンダがポロッと取れたので、このままこの線は削除して他のアース関係の線を優先してつなぐことにしました。

グラウンド線が取れた

部品を戻して音出ししてみます。  それぞれのピックアップ内でふたつのコイルがノイズを打ち消すせいか、不思議な音域に残留ノイズが聞こえますが、まあまあ常識的な範囲に収まったと思います。

海外のフォーラムに「Fender Jazz Bass N3 Noiseless – NOISE!!!」というスレッドがありましたから、もしかしたら初期不良もあるのかも知れません。 これ以上なにかするなら他のピックアップに交換した方が良いです。

弦から手を離しているときと、弦に触っているときで同じくらいになるところまでは減っています。 ポールピースを触ったときにシールドケーブルを引き抜いた時みたいなノイズがでることもありません。 これで弾いてみてもらいましょう。

常識的なノイズ量になった

緩んでいたペグブッシュナットを締め直しました。

ブッシュナットを締め直す

これでできそうなノイズ処理は完了です。

完成

ノイズのことばかり考えていたので、20年前くらいに読んだノイズ関係の本を引っ張り出してきました。

アースのノイズについての書籍

これらの書籍の大切なメッセージは・・・

「アース記号に流れ込んだ電流は、他のどこかのアース記号から湧いて出てくるはずなので、回路図は電圧だけに注目せずに電流の流れも考えましょう」とか

「回路図には存在しないはずの部品が現実の回路には発生してしまうことを見逃さずに対処しましょう」ということです。

まさに今回の修理はこれらの考え方が活きました。