調整【スターリン4Hのフレット交換-23】

弦も落ち着いたと思うので、弦高調整とオクターブチューニングをやり直しました。 サドルは真っ直ぐきれいに並びました。

弦高調整&オクターブチューニング

ナット溝とリテーナーに追いグリスしておきます。 チューニングメーターはスムーズに動いています。

追いグリス 

弦高はいつもの感じにしましたけれど、お預かりした時が結構高かったので、お返しする時にお好みに合わせてもいいかもしれません。

完成

ビリつくから上げていただけだと思うのでこのままでおそらくOKだとは思います。


ペグ交換が完了【Anboyのミニアコギのペグ交換-4】

ツマミが折れたペグは弦の張力がかかったまま緩めて取り外したので、スパイクの痕がグルッと回って引きずられたようになっています。 瞬間接着剤で簡易的に埋めました。

スパイクの傷を埋める

新しいペグのネジ穴をあけ直しました。 元のペグのあとが出ないように同じ位置に取り付けました。

新しいネジ穴をあけた

ペグブッシュの内側に薄くグリスを塗っておきます。

ブッシュナットの内側にグリスを塗っておいた

もともと細い弦が張られていたので、エリクサーの.010~の弦を張っておきます。

フレットに付いていた弦の痕やヒールの亀裂を見ると、うつ伏せに倒してひび割れた可能性があります。

木と樹脂ボディの間で接着が剥がれることもあるので、このギターは細めの弦で気楽に弾くことにするのが良いと思います。

完成


魔改造セルダーのメンテナンス

年に一度のバッテリー交換と弦交換をするためにお持ち頂きました。

魔改造セルダーのメンテナンス

このベースは実はフロントピックアップのカバーの下に電池が入っています。 とにかくピッタリなのでここに入れたくなってこういうかいぞうになりました。

その後、ヘッドレスになっています。 弦交換にともなって4弦のサドルが少し後ろに動くことになって、真っ直ぐきれいにサドルが並びました。

バッテリー交換

バッテリーは液漏れなどがないように交換しましたが、1年使っても9.5ボルトくらい残っていたので、初期型スティングレイのプリアンプに使われているICの低消費電力ぶりには驚かされますね。

現在では一般的な、シールドの抜き差しで電池をオンオフする機構を使わずに、ずっと電池がつながっている状態で使うことを前提にした回路だったことを考えると、この長寿命ぶりにも頷けます。


完成【音が小さくなってしまったスペクターの修理-5】

もう一度基板の音出しチェックをしておきます。

サイド音出しチェック

改めてベースをお持ち頂いたので、基板を戻していきます。 ヨレヨレになっている線は交換しました。

配線中

トレブルのポットにつながる線とジャックにつながる線は、部品が緩んで回転したときに力がかかりそうだったり、どうしてもショートして欲しくなかったりしたので熱収縮チューブで補強しました。

力に弱いところにチューブを被せた

消費電力はピックアップとイコライザーの両方で1.1mAくらい。 問題ありません。

消費電力もOK

これで完成です。

配線が完成

表面実装両面基板で修理しづらく、ネット上にも回路図がなくて一時は諦めかけましたけれど、海外のベーシスト掲示板や一般的なBAX回路図などから部品を推察して修理することができてしまいました。

直ったのも良かったですけれど、応急的な修理でグシャッとなっていた配線を一度きれいにリセットできたのも良かったと思います。

一番頻繁に交換修理が必要になると思われるバッテリースナップを一番最後に配線してありますので、万一トラブルが起こっても、ライブハウスのスタッフさんがすぐ手直しできるようにしておきました。


ペグのメンテナンスとナットの仕上げ【スターリン4Hのフレット交換-22】

ペグポストとブッシュの内側を磨いておきます。

ポストとブッシュを磨いた

ブッシュ浮きを修正します。

ブッシュの固定

弦を張って・・・

弦を張った

弦溝の深さを追い込んでいきます。

ナットを仕上げました。

新しい弦に張り替えます。

落ち着いたら弦高やオクターブ調整などをして完成です。