ギターのメンテナンス

仲の良いお客さんがギターのメンテナンスのために遊びに来ました トーンポットがクルクル回ってしまうというレスポールスペシャル。 ロックワッシャーを追加しました。 トラスロッドの調整や各部位のチェック、ナットに追いグリスしたりしておきました。

ロックワッシャーを入れた

このストラトは10年くらい弾いているそうです。 少し順反っていたのでロッドを締めました。 いろいろチェックしましたけれど特に他には問題はなさそうでした。 オイルナットに追いグリスしておきました。 

メンテナンス

4弦のチューニングが不安定ということでしたがこれといって問題はなさそうで、弦の巻き数が多いのでどのくらいで切るのが良いのかというお話をしました。


ブリッジの取り付け【スペシャル(20240628お預かり)のブリッジ交換-1】

ヒスコレのスペシャルをお預かりしました。

ヒスコレのスペシャル(20240628お預かり)

例によってMontreux custom wrap around bridge Nickelに交換していきます。

Montreux custom wrap around bridge Nickel

ロッドナットに乗った塗装やコンパウンドを清掃してグリスを注しておきます。

ロッドナットの清掃とグリスアップ

ペグの動きをついでに確認します。 弦を張ってから異常に気が付くと弦を痛めてしまうのでこのタイミングで見ておきました。

ペグの清掃とグリスアップ

アンカーに貼ってあるマスキングテープがピラピラ当たって怖いので塗装をカットして剥がします。

マスキングテープ

スタッドのネジピッチがズレているのか、5mmほど入りません。

スタッドが入らない

先端のネジ切りを削り落としました。

スタッドのネジを削り落とした

ブリッジの位置を大まかに決めておきます。

位置決め

弦溝の位置を決めます。

溝を作る

こんな感じになりました。

ブリッジが付いた

今流通し始めているこのブリッジは、ねじ穴の位置が修正されたようでサドルがシーソーのようにカクカク動いたりしません。

ただネジ穴を広くしたようで、各サドルのオクターブネジが共鳴しやすくなっています。 自分で付ける人はネジロックの低粘度か中粘度で仮固定するのが良いと思います。 粘度の高いグリスなどでもミュートできると思います。

弦が落ち着いたら弦高調整、オクターブ調整などをやって完成です。

 


弦溝を作る【Tokai Love Rock(20240620お預かり)のメンテナンス-6】

ナットに弦溝を作ります。

ナット溝を作る

追いグリスしておきます。

追いグリスしておく

今のところスムーズに弦が動いているように見えます。 日を改めて詳しく見てみて問題なければ完成にします。

ロック式ペグは、弦溝を作る作業や調整で1弦が切れやすいので、もう一度新しい弦に張り替えてお返ししようと思います。


配線作業【o+asis(otasis)のNaridy Bellさんのベースのノイズ処理-3】

キャビティ内に塗った導電塗料をアースにつなぐついでに、ピックアップフェンスを銅箔テープでアースにつなぎます。

PUフェンスをアースにつなぐ

本体側とコントロールアッセンブリーをつないでいきます。

配線

ピックアップフェンスがアースされているかを確認しておきます。 これでノイズ処理に関して、できそうなことはフルコースでやりました。 シングルコイルピックアップなのでハムキャンセルする機構がない分だけノイズが残りますがましになったと思います。

フェンスの導通チェック

何カ所かブッシュが浮いているのでペグをチェックしておきましょう。

ブッシュ浮き