バリトーンのシミュレーション

先日製作したバリトーンスイッチなのですが、完成後お送りしてみたところ、お客様から「以前所有していたギブソンのES345と効き方が違う」とご指摘を頂きました。 試奏動画で音色を確認してみたところ、回路シミュレータのグラフとかなり印象が違うことが判明しました。

バリトーンのシミュレーション

元にした回路図自体はギブソンの公式のものなのですが、そのままでは効き方がかなり違いますね。 どこが変わっているのか調べる必要があります。

自分でシミュレータを回しながら「もっと使いやすいバリトーン回路」を作り直してお届けしたいと思います。

このプロジェクトはさらに推し進めて、ピックアップコイルに干渉してさらなるサウンドバリエーションを生む「ピックアップハッカー」みたいなパッシブエフェクター機材に発展させていきたいと思っています。


樹脂パーツのレリック加工

プラスティックパーツのレリック加工をしました。

こちらは50年代の一時期を模したレリックですね。 角が丸まっています。

ノブのレリック加工

こっちはピックアップカバーです。

ピックアップカバーのレリック加工

これ以外にも60年代風のストラトノブもいい感じに汚しました。


スイッチ周りの配線【バリトーンボックスを作る-1】

バリトーンスイッチをアウトボード化して、エフェクターのように足下に置けるものを作ります。 今回はフットスイッチ付きです。

バリトーンスイッチボックスの部品

ケースに穴をあけていきます。

穴あけの位置出し

穴があいたところ。

穴あけが完了

スイッチ周りの配線の実体図を書きつつ作業を始めます。

スイッチの実体配線図

スイッチ周りはこんな感じになりました。 相変わらずアクロバティックなハンダ付けになります。

スイッチ周りの配線

ケースに組み込んでいきます。

全体の配線

500mHのコイルを3個使って1.5Hにしました。 バリトーンスイッチは時期によって500mH~1.5Hと仕様に変化があるようです。