粗加工しておいたブラスナットに溝を切ります。
弦を張ったところがこちら。
ネックのコンディションがどう変化するか見ながらいろいろ微調整をしていきたいです。
トラスロッド調整用の切り込みを付けていきます。
六角レンチがあたらないように45度くらいエッジを傾けます。
できあがりはこんな感じ。 これで完成ではなくて一見切り込みがないようにみえるフタを作ります。
ふたつのピックアップの位相が同じかを確かめておきます。 ハムバッカーがシールド線なのでもし違えばハムに合わせようと思っていましたが、プレベピックアップも同じ位相でした。
ただ、線の長さや材質が気になったので線をかえました。
ブリッジとピックアップの間にも塗装が剥がれたところを作りました。 当時の写真を参考に作業しました。
早く弦を張ったところが見たいですね。
PBピックアップのほうは、ポールピースが飛び出さないようにカバーの裏側に厚みのある両面テープを張って調整しました。
配線が終わったらすぐに弦が張れるようにブラスナットの成型も進めておきます。
塗装を剥がすところをこんな風にマスキングテープでカバーしていたのですが良い方法を思いつきました。
プラモでよく使う方法ですがワセリンを塗っておけばその部分だけ密着を抑えられます。
塗装が剥がれたところから後ろにあるような渋い茶色に染まった生地が出てくるという仕掛けです。
白を吹いてオリンピックホワイトにするつもりだったのですが、気が変わってサンバーストになりました。
63年頃までのような生地に黄色を入れるタイプは無理なのでその後の黄色く塗りつぶすタイプにすることにしました。 まずは黄色を吹いていきましょう。
今回はレッドを先に吹きました。 ブラックから吹いた方がバーストの幅が正確になりそうです。 発色に問題なければ次からそうしたいですね。
ブラックを吹いていきます。
黒の幅がやや広めな方が好きなのでこんな感じにしました。 なかなか好みのバーストが吹けました。 2回目にしては上達して早くなりました。
表側はこんな感じ。
ピックガードは縁を磨き上げたリアルセルロイドです。
格好良くなりそうですね。 完成が楽しみです。
追加するポットやピックアップのキャビティを掘っていきましょう。
木くずになる量を少なくしつつ、ルーターの騒音も短時間ですませるために先にシュルシュルとフォスナービットで粗加工します。
ノミでトントンとつきます。
テンプレート治具をあててルーティング加工したところです。
ピックガードの先をブラックにするのでシールド用のアルミテープは剥がして、あとでまた違うものを張ります。
今回とりあえず黒いアクリル3ミリ厚で作ってみます。
フェンダーUSAのピックガードから型を取ってみます。
面取りをします。
つなぎ目を合わせていきます。 本日の作業は糸のこ盤であらかた切ってはアクリル板を張ってトリマーで仕上げて・・・をずっと続けているような工程ですね。
スパッと真っ直ぐ仕上げます。
4弦側にあるナゾの指置き風切り欠きを作ります。
外周を磨いて仕上げます。 今回はレリックなので紙やすりを使って完全にきれいに仕上げずに、工具上がりのままバフです。 平面とエッジの間を丸めると使い込んだ感じになってきます。
ルーティング加工した部分に導電塗料を塗って、グラウンド線を引き回しました。
少しずつそれっぽい見た目になってきましたね。