原因を究明する【Ibanez BTB1825のネック修理-1】

Ibanezのベースです。 BTB1825とかいう型番のようですね。

Ibanez BTB1825

1弦が異常にビリつきます。 細かいネックの波打ちやフレット浮きなど原因がいろいろありそうです。

1弦が異常にビリつく

ナットが1弦側にわずかによっていて、1弦がフレットから落ちてしまうそうです。 もう少し内側になるように作り直しましょう。

ナットが1弦によっている

フレットを交換して指板を修正したりする予定ですが、くわしく原因を探るために、1弦だけすり合わせてみます。

1弦だけを試しにすり合わせ

ハイポジションは逆反り気味に作られていてハイ起きはないです。

トラスロッドは順反りにも逆反りにも効く2ウェイタイプ。 現状真ん中でフリーに近い状態です。

5弦側が逆反り傾向、1弦側が順反り傾向。 順反りから逆反りに急激に変わる15フレット付近よりローポジションでビリついています。

トラスロッドはフリーの状態でも共鳴したりはしていませんが、できればどちらかに軽く締まっている状態にしたいと思っています。 ロッドをもう少し締めて1弦は真っ直ぐ、5弦の中央が逆反りという状態にして、5弦の中央を指板研磨するというのが良いかも知れません。

ハイポジションに向けて逆反るのがややピーキーなので、そこもならすと良さそうです。

あと、弦をダダリオの交換してみると少しおとなしくなったので、弦の個体特性もあったようです。 このあたりも注意して作業しようと思います。