ペグを交換していきましょう。 ブッシュのメッキも剥がれてきていたので交換します。
ブッシュ浮き修正のために薄板で隙間を埋めていたのが剥がれたで、そこも修正します。
断線したコイルを分解していきます。
ボビンの中心に入っている木製のパーツが割れているようです。 こういうのが断線の原因かも知れませんね。 すべすべにしてから巻きたいところです。
破片を取り除いていくとこういう感じのようです。
ボビンが内側に反っていてコイルが巻けないので、分解して裏返してみようと思います。
接着剤は温めると取れました。
木部はこうなっています。
レジンで埋めて成形してみます。
きれいに整ったと思われます。
材質はポリエステルでしょうか。 木とPETをくっつける接着剤を探します。
ネジ止めされるので仮固定くらいの接着力で良いのですが。 磁石を付けたまま回転させると、コイルを巻いている間にすっ飛んでいきそうなので、代わりになるパーツを木で作ると良いかもしれませんね。
モントルー製バダスブリッジに交換します。
完全に固定されたバーブリッジなのでオクターブが全体的に怪しいです。
桜が散るこの季節、ネックが大きく動くことがあります。 このネックは、先週末にお預かりした時にはかなり順反って弦高が高かったのですが、逆反り方向へ動いてかなり良い感じに近づいています。
トラスロッドを回す前にお掃除から。
塗装やコンパウンドを取り除いてグリスを注しておきます。
1弦側と6弦側の微妙な反りの違いや、フレットが減っているところをフレットすり合わせでそろえます。
ネックの作りそのものは良いと思いますので、ものすごく弾きやすくなりそうです。 オクターブチューニングが気になってなんとなく手が伸びない楽器から、持ち出したくなる楽器に変わると良いなと思います。