お買い物ついでにカメラを持っていきました。
モントルー製バダスブリッジに交換します。
完全に固定されたバーブリッジなのでオクターブが全体的に怪しいです。
桜が散るこの季節、ネックが大きく動くことがあります。 このネックは、先週末にお預かりした時にはかなり順反って弦高が高かったのですが、逆反り方向へ動いてかなり良い感じに近づいています。
トラスロッドを回す前にお掃除から。
塗装やコンパウンドを取り除いてグリスを注しておきます。
1弦側と6弦側の微妙な反りの違いや、フレットが減っているところをフレットすり合わせでそろえます。
ネックの作りそのものは良いと思いますので、ものすごく弾きやすくなりそうです。 オクターブチューニングが気になってなんとなく手が伸びない楽器から、持ち出したくなる楽器に変わると良いなと思います。
5弦と4弦の開放の音が大きくて、6弦の音が小さいと言うことで、4・5弦の下を少し削ってピエゾの当たり具合を弱めるように調整してみて欲しいとのことです。
ものすごくちょっとずつ削っては弦を張って・・・を繰り返しました。
こういうのは完全に弾き方とも関係がもあるので、基本的にベーシストである私が弾くより、ギタリストに弾いてもらいながらの方が良いことが分かりました。
ベーシスト的には6弦3フレットのGの基音が妙に大きいことが気になっていましたが、サドルを削って6弦の弦高を下げることで倍音を増やして、溝の底を削ってピエゾの当たりを調整することで6弦の中域が前に出てきた感じでした。 これをギタリストが弾くとバランスが良く鳴ります。
もうちょっとこのギタリスト的な耳を作らないと判断が甘くなりますね。 ついつい基音をしっかり鳴らそうとしたり、そこを聞いてしまっている気がします。