指板の凹凸を調べるために、さっそくフレットを抜きます。
ネックをボディに引きよせるためのネジが、ボディにも効いてしまっています。
ここはネジより少しだけ広くなるように、ネジ穴を拡げましょう。
毎月友達が作っている「自分カレンダー」の撮影用に、軽くて小さい望遠レンズが欲しくてオークションで落札しました。 缶コーヒーくらいの大きさと重さなのでバッグに差し込んでお散歩できます。
1960年代のハーフサイズカメラ(36枚撮りフィルムで72枚撮れる)ペンF用のレンズで100mm f3.5です。 同シリーズの38mm f1.8と比べて倍くらいの長さです。
ペンFはマウント面からフィルムまでが短い設計なので、ミラーレス機に付けるときのアダプターが薄くてすみます。 面積がハーフサイズということは、縦横の一辺は1/√2になります。 APS-Cセンサーサイズはフルサイズの1/1.5なのでだいたい同じくらい。 実はとても相性が良いはずです。
今回は1円で落札した大カビ玉です↓
防犯カメラ用のCマウントレンズに、自作のブラックミストフィルターを付けたふわふわレンズで撮影するときに併用するので、「フィルターを作らなくても写りの雰囲気が完璧にそろっている。ふわふわですばらしい。」となりました。
ちなみにペンFのレンズは38mmも100mmもフルフレームセンサーをぎりぎりカバーするイメージサークルなので、周辺減光や解像感の流れをアリとするならα7でも使えると思います。 (このカビ玉を高いカメラに付けたいかは別の話になりますが・・・苦笑)
全体的にビリ付きが気になるというスターリンをお預かりしました。
ゲージの細い弦に交換してから、さらに調子が良くないようです。 こんな細い弦があるんですね。 これはどんな感じになるのか楽しみです。
ナットの弦溝の中で弦が遊んでいます。 ちょっとだけですが溝の中で鳴るようなカラカラした音が聞こえます。 ここを交換するならフレットもジェスカーの似たフレットに交換してしまおうということでお声かけ頂きました。
ゲージが細いので手に負担がかからないだけで弦高はペタペタというわけではありません。 むしろ2mm~2.5mm前後はあります。
トラスロッドのピークが8フレット辺りにあってちょっとピーキーに出っ張ります。
ゲージを下げたこともあってそこからローフレットが逆反っています。 現状のビリ付きの原因は主にこれです。
ただ、ローフレットを真っ直ぐにしようとすると、今度はハイポジションの順反りが大きくなっていきます。 というわけで、ヒーター修正やフレット溝の幅を狭めるなどの工夫をしてハイ起きを直していくことが今回のテーマになります。
指板を削って白くなったら着色&オイルフィニッシュで元の雰囲気に戻します。
フレットはこんな幅。 似た幅と高さのフレットを選びます。#47104でしょう。
指板の細かい反りがどうなっているのか調べたいので、さっそくフレットを抜いてみましょう。 結構、場所によって細かい凹凸があるような気がしています。