ポットの交換から【ノイズが増えたスティングレイのチェック-1】

最近、ノイズが増えた気がするというスティングレイです。 楽器店で見てもらったらコントロールパネルを開けるときにベースコントロールの基板が引っかかって割れて音が出なくなったそうです。

元の配線

斜めに付いているので持ち上げるときに引っかかったんでしょうね。

基板割れ

古い部品なのでほとんど手応えもなく割れてしまったのでしょう。 100kΩAカーブのポットに交換しましょう。

壊れたポット

交換したら音が出ました。 プリアンプはどのツマミも効いています。

ポットの交換

確かにノイズが多いのでピックアップを鉄製の工具でトントンしながらアンプから音を出してみます。

リア側のコイルが高域しか出ておらず、トレブルを絞るとほぼ無音になります。

断線している

これはピックアップの断線です。 コイルの途中で断線すると、コイルワイヤー同士の線間容量を通り抜けて高域だけ漏れ出るように音が出ることがあります。

シングルコイル状態で鳴っているからノイズが多かったのかも知れませんね。 ハムでならすこと前提でピックアップ周りがシールドされていない構造なのでここが原因である可能性が高いです。

スティングレイ

断線箇所は見つからず、ハトメ部の再加熱でも直らないので、ノードストランドのピックアップに交換することになりました。

 


サドルの溝を作る【レスポールスペシャル(20241019お預かり)のブリッジ交換-2】

ピックアップの磁力を計測してみます。 オーナーさんの思っていたとおり磁力は控えめでアルニコ4の可能性が高いですね。

マグネットを計測する

配線はこんな感じになっていました。 ここが基板になっていて、P-90が4芯のコネクタになっているタイプは磁力が強かったので、このピックアップはヒスコレによく付いているタイプなのでしょうか。

配線部分

弦の位置を決めていきましょう。 左右対称にしつつポールピースから弦が外れない位置にするとこの辺りになります。

弦の位置を決める

弦溝を作ります。

弦溝を作る

細かい部品が共鳴しないように低~中粘度のネジロックで固定しました。

部品を仮固定

トラスロッド、弦高、オクターブチューニングなどの調整を大まかに済ませました。

大まかに調整した

弦が落ち着いて特に変化がなければ完成です。


指板の研磨【MTDの修理-28】

ヒーターで直しきれない両端の部分の順反りを修正するために、指板を研磨していきます。

樹脂指板なんですね。 メイプルが反っているのでしょうか。それとも樹脂が縮むとかそういう現象があったりするのでしょうか。

指板を削る

かなりましになってきました。

かなりましになってきた

もうちょっとですね・・・。 ブラックナイロン弦を張るという話なので張力は普通の弦より少ないと思われます。 それなら耐えられるでしょうか。 一度試しに弦を張ってみたくなってきました。

ここが解決したら作業も一本道になると思います。