ブリッジの取り付け【レスポールスペシャル(20240512お預かり)のブリッジとナットを交換する-3】

ブッシュの浮きが気になります。

ブッシュ浮き

押し込んで固定しました。 それでもブッシュのヘッド側がほんの少し浮きます。 先端が薄いことが原因のひとつになっているのかも知れません。 ブッシュの内側とポストを磨いてトルク調整剤を薄く塗っておきました。

ヘッド側が薄い

ナットに弦溝を作っていきます。

弦溝を作る

弦を張りました。 ここまでは元のブリッジに付いていた弦を利用しています。

弦を張ってみた

Montreux custom wrap around bridge Nickelです↓

今回入手した物はサドルを取り付けるネジ周りの加工が正確で、シーソーのようにサドルが浮いていません。 これがもし最新のロットだと良いですね。ネジ穴の精度が戻っていると嬉しいです。

サドル部分

両側にある太いネジを固定するためのナットを追加で取り付けました。

オクターブ固定ナット

チタンサドルに交換しました。 こちらもすんなり取り付けられました。 スタッドも無加工で問題ないようです。

スタッド

取り付け位置を決めます。

取り付け位置を決める

弦の位置出しをします。

弦の位置を決める

弦溝を作りました。

弦を張った

金属製のジャックプレートを取り付けます。 新しいネジ穴をあけました。

新しいネジ穴をあけた

ジャックの穴がマスキングテープで表した方向へあいています。 斜めになっているものですが、角度や位置に個体差があるのでしょうか、このギターはシールドケーブルのプラグを差すときに中でバネ接点の背中がジャックに当たりやすいです。

穴の形

ジャックの向きを逆にしました。これで差し込みやすくなりました。 今までこの手のトラブルはジャックプレートの位置が原因だと思っていましたが、穴の形状のせいなのかも知れません。 気をつけましょう。

ジャックの向きを変えた

弦高調整します。 使わないネックジョイントプレートが工具として役に立ちます。

弦高調整

弦が落ち着いたら3弦の溝の深さを調整します。 それでほぼ完成です。


蓄光サイドポジションマークの埋め込み

ジラウドのベースに追加作業です。 蓄光サイドポジションマーカーを埋め込みます。

今は蓄光シールが貼られていますね。

蓄光シールが貼ってある

3Φの黒の内側に2Φの高輝度蓄光テープを貼ったマークを作ります。

ポンチで2Φの蓄光テープを作る

3Φの凹みを作りました。

穴を加工して埋め込む

UVレジンを使って埋め込みます。

樹脂で埋める

露光後に1日~経つと完全硬化するのでそれから研磨します。


ポットの交換【96年製ゴールドトップのリフレット-21】

ロングシャフトのポットを用意しました。

ロングシャフト500kΩAカーブ

菱形のプレートの錆取りをしました。 うっすらとオイルを塗っておきました。

錆取り

ポットを取り付けてアース線を取り付けます。

アース周りの配線

配線を戻していきます。

配線ができた

音出しチェックをします。 問題なさそうです。

ノブが付いた

これで完成です。

完成


ナットの交換【レスポールスペシャル(20240512お預かり)のブリッジとナットを交換する-2】

フレットと指板をクリーニングしました。

フレットのクリーニング

ナットをSonicのオイル漬けナットOB-02に交換します。

ナットを交換した

ジャックプレートを金属製に交換するので埋めます。 埋めたあとが表に見えない範囲で位置を修正するつもりです。

ジャックプレートのネジ穴を埋めた


ポット交換することになった【96年製ゴールドトップのリフレット-20】

トーンポットにガリが少し残ったのでオーナー様に相談したところポットを全交換することになりました。

ポット全交換

金属プレートごと取り外します。

プレートごと外した

フロント側が肉厚なので、通常シャフトのポットに交換するのは難しそうですね。 弾き続き菱形のプレートを残して、ロングシャフトのCTSポットを取り付けようと思います。

ロングシャフトを取り付けるつもり