テイラーのアース線をつなぐ

アース線がブリッジ下の金属プレートから外れてしまっているので、つなぎ直します。

オーソドックスに銅箔テープを使った方法を試しました。 裏側も導電性粘着になっているものです。 元の金属プレートと導通してくれることを期待してやってみたのですが、このスプリング状に巻かれた線だと剥がれがちですね。

秋葉原まで行って買ってきたテープですが、この案は却下です。

銅箔テープ作戦

粘着テープでアース線を固定しておきつつ、線材にあらかじめ付けたハンダを、ボディ内に入れたハンダごてで暖めて、もう一度ハンダ付けする作戦です。

これはものすごく難しくて、実際の動きと見え方が違うので、まるでこの金属プレートが磁石で、コテ先を吸い付けているような錯覚になるのですが、それは自分の力だったりするのです。

ハンダごてをギターに入れる作戦

問題なく弦アースがつながりました。 ですが、4回くらい付けたり外したりを繰り返したせいで、すっかり疲労したようで、弦を張ってテスターで導通を確認してから、ミラーがボディ内に取り残されていることに気がつきました(笑)

ミラーを取り忘れる疲労っぷり

その後、割り箸で無事に取り出しました。


配線のオーバーホール【フジゲンPBのピックアップ交換-1】

フジゲンのベースをお預かりしました。 以前JBのピックアップをBirdcageオリジナルのハイブリッドJBピックアップに交換させていただいたお客様のベースです。

ピックアップを大変気に入っていただいたようで、こちらのピックアップも製作させていただくことになりました。

フジゲンのPBタイプ

コンデンサを、セラミックの0.022μFとオイルの0.022μFからチョイス出来るように改造してあります。 この配線を丁寧引き直すことになっています。

元の配線

元のピックアップはこちら。 少し幅が広いボビンになっています。 結構明るめの音がしてパワーはそんなにないですね。

ということは今製作中のPBにのせるために作ってみたピックアップもこういう傾向なのでしょう。 あれは巻き足す方向にカスタマイズすることになりそうですね。

元のピックアップ

アース周りの配線を引き直していきます。

アース周りの配線を取り替える

スイッチポットはハンダ付け端子を1Φくらいのドリルで拡げてあげると、楽器によく使われる配線材の径にフィットするようになります。

スイッチポットの穴を拡げる

ピックガードのアッセンブリーが完成しました。

ピックガードアッセンブリー

線はビーメックス0.3を使用しました。

ピックガードアッセンブリー

ピックガードをはめてみます。 ピックアップカバーのサイズが微妙に違うようで、キツイです。

ピックアップの穴がキツイ

時計回りに持っていかれるようで、ここにしわよせがきています。

ここにしわ寄せがきている

ピックガードを少しだけ削りましょう。 ほんのわずかなので手作業で良いと思います。


配線が完了【部品の足りないレスポールの修理-9】

配線を進めていきましょう。 右上の16Φポットは元から付いていたものを流用してダミーにしてあります。

マスタートーンにはモントルーが販売しているオイルコン。 このコンデンサは中域に一癖あるというか、ワウっぽいというか、鼻をつまんだ感じというか、トーンを使うのが楽しくなります。

コンデンサを変えても何が変わったのかよく分からないものもありますが、これはなにかしら弾いていて楽しい要素があるので不思議です。

中身は極秘なのだと思いますが、今ピックアップ交換しているフジゲンのベースに付いているオイルコンとものすごく似た色がチラ見えしています(笑) そちらも0.022μFですが、同じニュアンスの音がするという。

アース周りの配線

ポット間の配線→トグルスイッチとコントロール間の配線→ピックアップとポット間の配線と進みました。

配線が完成

配線が終わったところでボディトップを見るとこんな感じ。 カッコイイです。

ボディトップから見たところ

ABR-1 を登載して、弦の溝を削っていきましょう。 ブリッジを付け直しただけあって弦の溝がサドルの真ん中に来ますね。

サドルに弦の溝を削る

弦が張れました。

ほぼ完成

しばらく置いて微調整したら完成でいいでしょう。 いい感じですね。

 


配線を始める【部品の足りないレスポールの修理-8】

配線を始めましょう。 まずは各キャビティの導電塗料をアースにつないでいきます。

アース線を取り回す

スイッチをコントロールキャビティに付けてあったのですが、そこをダミーで良いのでポットに戻して欲しいということなので、12ミリに拡げてあった穴を8ミリに戻します。

埋木すると費用もかかるので、今回は樹脂リングで簡単な対応にとどめます。

塩ビパイプからリングを作る

これで8ミリの穴になりました。 このリングより径の大きいドレスワッシャーが必要になります。

リングを取り付ける

リアピックアップをメルカリで買ったという中古のダンカンに交換するので、元から付いていたフロントピックアップとの位相を合わせるためにチェックしました。

マイクの位相チェック

緑アースの黒ホットで合いそうです。 線が短く切られていたので延長します。

配線の延長

リアピックアップのタップ切り替えを付けるので、リアボリュームにスイッチポットを使うことにします。

 


音が出なくなるテイラー

ライブ中に急に音が出なくなったというテイラーです。 ちなみにアース線が切れています。

3カ所に振動センサーが付いていて、楽器の音を信号に変換しているので、音が出なくなるとすると、プリアンプを通ったあとの線がオープンになるか(この場合はノイズが出そう)、電源の断線か(この場合はバリバリいいそう)、ホットとアースのショート(ボリューム0)が考えられます。

ジャックのハンダ付け端子がむき出しになっているので、この切れたアース線の先がホットに接触した可能性が高いですね。 すっと音が消えるはずです。

弦アースが切れている

弦アース線と、ジャックのスリーブ端子の間にヒューズが入っていて、感電しそうになると回路が切り離されるようになっています。 海外は電圧が高かったりするので、こういうことがウリになったりするのでしょうね。

調べてみたらテイラーはこの件について特許だか実用新案だかの届けを出していますね。 詳しく読まなかったので知財として認められているのかまでは知りません。 興味のあるかたが調べてみて下さい。