配線のオーバーホール【弦高が下がらないPBの修理-2】

ポットとジャックからバリバリと音がするので、今回部品交換することになりました。

こちらがバラす前の配線です。

元の配線

新しい配線を引っ張りました。 基本的には元の配線材を使って長さや取り回しを改善しました。

ピックガード上の配線

ボディ側は導電塗料を塗ることになりました。

導電塗料の塗布

レコーディングで使う楽器だそうで、ノイズ処理はしっかりやっておいた方が良いですね。


配線を引き直す【 Navigator PBフレットレスの修理-6】

ボリュームもトーンも取り去った配線になっていましたが、ボリュームとトーンを取り付けます。

余談ですが、ボリュームとトーンが付いていない直結状態の楽器は、次の機材の入力インピーダンスの影響をもろに受けます。

1MΩくらいのエフェクターやベースアンプの場合と、4.7MΩのダイレクトボックスでは高域の伸び方がガラッと変わってしまったりするので、電気的なことが分からないとPAさんに「音硬いね」とか言われて対処に困ったりするようです。

250kΩのボリュームポットが1個付くと、それ以上の合成抵抗値にはならないのでほどほどに収まります。

もとの配線

ピックアップ側の配線をまとめました。

配線の準備

ピックガード側の配線を済ませました。 写真を撮っていて気がつきました。 ジャックのホットとコールドが逆です(笑) このあとやり直しました。

新しい配線

ボディに取り付けました。

音出しチェック

これでとりあえず音が出るようになりました。


まずは詳しくチェック【ハイポジションが音詰りするテレキャス-1】

ハイポジションのチョーキングで音が詰まるようになってきたというテレキャスターです。 以前このトレモロの取り付けでお預かりしましたね。

ハイポジションが詰まるテレキャス

ネック全体の順反りがあったのでトラスロッドを締めました。 それでもハイ起きが残りますね。

少しハイ起きしている

メイプル1ピースのネックは、ヒーター修正が効きにくい傾向があります。 接着面をずらすような効き方をしないので、純粋にネックの材木を曲げ木するようなイメージになります。

ハイポジションのフレットを多めに削るという手もあるのですが、このギターの場合すでにハイポジションの方がフレットを多めに削ってあるようです。

ハイポジションのフレットはすでに多めに削られている

今回やる作業がもしリフレットなどでしたら、ハイポジションの指板を多めに削るであるとか、フレット溝を適切にするなどいろいろ方法はご提案できるのですが、今回はネック交換も視野に入れているということなので、どうしたいかお客さまに相談です。


弦を張ってみる【 Navigator PBフレットレスの修理-5】

大まかに指板の研磨が終わったので、弦を張ってみました。 あと少しハイポジションを多めに削っても良さそうです。

弦を張ってみた

ナットは無漂白のものが使われているようですし、リフレットの場合と違って、溝を高くする必要はありません。 このナットの溝を調整しても良いかもしれません。

ナット部

弦を張った状態でハイポジションの指板をもう少し精密に研磨してみましょう。

弦を張って状態で微調整

16フレット付近から先を主に削ります。

ハイポジションを少し削る

これが終わったら指板の表面を仕上げていきましょう。