各部のチェック【部品の足りないレスポールの修理-1】

いろいろと部品が足りていないレスポールをお預かりしています。

部品が足りないレスポール

エスカッションが割れています。 これを白系に交換します。

エスカッションが割れている

ブリッジとテールピースもありません。 少し気になるのがスタッドのトップ側が広がっていて、そのままではブリッジが通りません。 1度埋めるかもしれません。

ブリッジがない

12フレットのポジションマークがなくなっています。 マークを入れましょう。

ポジションマークがない

配線が変わっています。 これを元に戻します。 ピックアップも交換することになっているので配線は全体的にやり直すことになりそうですね。

配線部

トラスロットカバーがないです。 ここはお客さんが自分で買ってきても良いかもしれませんね。

トラスロッドカバー


FISHMAN ( フィッシュマン ) / Matrix Infinity-Wideの取り付け【J-50の修理-4】

もとから付いていたピエゾのピックアップがあったのですが、音が出なくなったりノイズが大きくなったりするので交換することになりました。 おそらくアース側が断線しかかっていたようでした。

今回ついでに弦アースも取り付けます。 銅箔テープをブリッジ裏に貼って弦に接触するようにします。 とはいえ、マグネティックピックアップがないので、弦や人が集めた電磁ノイズが混入する入り口がありません。 弦アースはなくても問題ないかもしれませんね。

一応このテープからグラウンド線を引っ張ってジャックのアース端子に引っ張りました。

弦アースの準備

取りつけるピックアップとプリアンプのセットはこちらです。 Matrix InfinityのWideですね。 ワイドというのはブリッジの厚み方向の話です。 サドル厚3.2ミリに対応しています。

マイナスドライバーでネジを外すとカバーを開けることができます。

取りつけるプリアンプ

写真中央のねじ込み式端子が、ピエゾをつなぐところです。

カバーを開けたところ

ブリッジサドルの下にピエゾピックアップを取りつけます。 6弦側の端から真下に90度方向へ配線が出ています。

ピエゾの設置

配線を取りつけました。

ピックアップの配線

コントロールはサウンドホール周りに設置します。 粘着テープで貼り付けることになりますが、そのためのアタッチメントがふたつ付いてきます。 三角の方がセッティングされていましたが、四角い方が使いやすいボディ形状だったので取り替えました。

アタッチメントはふたつ付いてくる

ちなみに、EがデッドでF#付近の音階がビリつきやすい問題ですが、写真のあたりにおもりを取りつけることで軽減できました。 写真では2個付いていますが、効果がある反面、せっかくのアコースティックな鳴りを阻害しすぎてしまうので、良い位置にひとつだけ貼りました。

簡単に貼ったり剥がしたりできます。 1枚で必要十分な効果がある位置を探すのに何日かかかりました。 他のギターで同様の症状があっても同じ位置で良いかは分かりませんね。

ダンピングファクターの追加位置

せっかくなのでフレットを磨きました。

フレットを磨いた

今回お預かりしている間にできそうなことは全部できました。 使ってみた感想を伺って手直ししていくことにしましょう。

 

 


弦高を調整【フェンダーバードのネック交換-7】

いつも1弦側が2.5ミリで4弦側が3ミリくらいの弦高で弾いておられるので、ネックの反り具合を変えて調整してみました。

弦高を上げてみた

これくらい弦高を上げてみても3弦の10フレットあたりは少しビリつきやすいですね。

こればっかりは弾き方の問題もありますので、許容範囲なのかどうか判断しにくいですね。 12フレットあたりにネックの山があるので少しフレットを削ってみましょうかねえ。

ボディとネックの振動の仕方にも関係ありそうな鳴り方ではあるのですが、同時進行中のアコギに比べてソリッドボディのベースは微妙な重量調整ではハッキリとした変化がなく調整は難しそうですね。


VOXに弦を張る

ナットに弦溝を切っていきます。 1弦と6弦の幅を探っていたら結構普通のギターと同じですね。

ナット溝を切る

ゼロフレットのある楽器なので先に弦の間隔だけを決めてみました。

弦を張っていく

ここからゼロフレットを打ってみましょう。

ゼロフレットを用意

こんな感じになりました。

フレットを打った

指板のRが7~9インチくらいなのにブリッジが12インチくらいで全く合っていません。

各弦の弦高調整ができない構造

両サイドの弦高が高くなるので弾きにくいですね。 なんとかならないものでしょうか。 ムスタングとかのサドルは付かないのでしょうか?


共鳴しすぎているポイントを探す【J-50の修理-3】

F#が共鳴してビリついているのので、共鳴しすぎているのを抑えるポイントがありそうです。 楽器を鳴らしながら触れていきます。

ブリッジが上下動して弦がフレットにたたきつけられているようで、ビリついている時はXブレーシング沿いが激しく振動しているのが触って分かりました。

で、あちらこちらを触っていくと、ブリッジよりエンド側、少し6弦側よりのあたりに触るとビリ付きが抑えられるポイントを発見しました。 そこに振動を和らげそうなものをはり付けてみました。

ポイントを発見した

上手く効いているようです。 この裏側あたりはブレーシングもなく平面になっているので、この裏側に何かクッション性のあるものを通じておもりをはり付けてみようと思います。

 

(→その後、貼り付ける位置をメンテナンスしやすいサウンドホール近くに変更しました)