アナログフォトカプラ【MU-TRONⅢの修理-3】

現行品のアナログフォトカプラを入手しました。

アナログフォトカプラ

ただ、エンヴェロープ信号が来ていないときに電位がわずかにマイナスに振れるのが気になります。 LEDの逆方向耐圧は5Vくらいなので大丈夫だとは思いますが、一応チェックしたいですね。

回路図

このあたりの回路図から何か分かりそうな気がします。


ノイズ処理とピックアップ調整【ESPのネックオーバーホール-6】

ナットを加工して、弦が張れるようになりました。 ネックのコンディションには問題がなさそうです。 フレットの交換は上手く行ったと思われます。

ネックのセンターが気になります。 少し弦が4弦側によっています。 ここも修正しましょう。

ネックのセンターがずれている

これ以上フレットの頂点を削る必要はないと分かったので、フレットの仕上げに入ります。

フレットを磨いて仕上げる

リアピックアップのノイズを少しでも減らしたいということなので、ノイズ処理の状態を調べます。 PJのピックアップ配列(フロントがプレベでリアがジャズベ)は、どうしてもリアのノイズが気になります。

フロントPはふたつのコイルで拾ったノイズを打ち消し合いますが、リアのシングルはノイズを打ち消し合う相方がいないからです。

もしリアのコイルをふたつに分けることができれば、リアのJBピックアップ単体でもローノイズに再生できます。 そういうピックアップの製作もしていますのでご興味がおありでしたらこちらのリンクから弊社サイトをご覧下さい。

リアピックアップキャビティ

リアに導電塗料が塗られていません。 しかもフロントの導電塗料はどこのアース電位にもつながっていません。 こういう浮いた導体はノイズを集めるアンテナになって返って悪さをします。

導電塗料がアースに繋がっていない

リアピックアップに関しては、ポールピースもアースにつなごうと思います。 そうすることで前面からのノイズも多少は減らすことができます。

ポールピースをアースにつなぐ処理

リアキャビティに導電塗料を塗ってアース電位につないだところです。

導電塗料にアースをつなぐ

コントロールキャビティの側面にもラグを打ってアース周りの配線を整えます。 他の配線はもとのままです。

アース周りの配線を追加

ネックポケットの4弦側に薄板を入れました。 これでセンターが修正されます。 写真の加減で1弦側によって見えますが、正面から見たらこれで左右均等に弦が通っています。

ネックのセンターを修正する

弦を張り直したところです。

弦を張ってみる

フロントピックアップの音がリアより大きかったので、フロントを下げめに、リアを上げめにしてみました。

ピックアップの高さ調整

リアピックアップの下に入れた新しいクッションが上手く効いています。

ネックが安定したらお返しできそうです。


ブリッジ交換と配線修理【レスポールスペシャルのポット修理-2】

コンデンサの脚が根元から切れていたので、交換します。 お客さまと相談した結果、モントルーブランドのバンブルビーレプリカを取りつけることにしました。

交換するコンデンサ

上がギブソンオリジナルで、下がモントルーのものです。 右下のポットも交換してアースもつなぎ直しました。

側がモントルーのバンブルビーのレプリカ

モントルー製バダスタイプブリッジを取りつけます。 まずは1弦と6弦の位置を出していきます。 ふたつのピックアップのポールピース上を弦が通りつつ、なおかつ最終フレットの両端に、同じくらい余裕ができる位置を探したらここでした。

1・6弦の位置を決める

これを等分して弦溝を削っていきます。 バリを取って、コンパウンドで溝の中を磨きました。

弦溝ができた

弦を張って、弦高やオクターブ調整をしているところです。

バダス型ブリッジが取りつけられた

弾けるようになりました。

完成

スイッチをセンターポジションにして、両方のトーンを絞ってみましたが、音色に違和感はありません。

まったく同じではないでしょうが、よほどギブソンのコンデンサにこだわらない限り、少なくとも今回の個体に限って言えば見た目もサウンドも似たコンデンサと言って良いと思います。


フレットのすり合わせ【ESPのネックオーバーホール-5】

フレットが打てたのですり合わせをしていきます。 指板修正までに時間をかけた分、ほとんどすらなくても高さがそろいました。 これで弦を張ったときにどうなるかを調べてからフレットを仕上げようと思うので、先にナットを付けます。

フレットのすり合わせ

ナットの粗加工をしていきます。 最初はこういう牛骨のブロックになっています。

ナットの粗加工

ナットが付いたところ。

ナットが付いた

ブッシュが浮いているので、ここで補修して固定していきます。

ブッシュ浮きの修正

弦を張っていきましょう。


症状をチェック【レスポールスペシャルのポット修理-1】

トーンポットが回らないということでお預かりしたレスポールスペシャルです。

ギブソンのスペシャル

バーブリッジが付いていますが、これをモントルー製のバダスタイプブリッジに交換します。

バーブリッジを交換する

なぜかトーンのツマミが回りません。 ポットの軸が固着しているようです。

ポットが固着している

ポットごとグルグル回ってしまった結果、リアトーンのコンデンサの脚が根元から切れてしまったようです。

コンデンサの脚が切れている

アースも切れてしまっていますね。 このあたりを修理していきます。