ご要望の整理【EVHのフレット交換-1】

EVHのネックです。 ステンレスフレットに交換をします。

EVHのネック

今回は珍しい試みなのですが、ネックだけお預かりして作業します ダミーのボディに取り付けて弦を張りながら作業します。

ダミーボディに取り付ける

ナットの下に入れるスペーサーを一緒にお送りいただきました。 交換したフレットに合わせて調整しましょう。

ロックナットのスペーサー

トラスロッドは2ウェイになっているようです。

2ウェイになっているらしい

トラスロッドにあまり余裕がないのでヒーターで起こしてから作業したいですね。 まずはダミーボディの用意からしましょう。


フロントピックアップのチェック【ブラック フェンダー5弦ベースのノイズ処理-8】

やはりピックアップのシールド網線はSWと書かれた端子にハンダ付けされていました。 ピックアップカバーの裏側に塗られた導電塗料につながったシールド網線なので、普通ならお隣のグラウンド端子につなぐのが正しいように思います。

ホットとコールドとグラウンドに分けて差動増幅回路になっているパターンも考えましたが、コールドがグラウンドにつながっているので普通の楽器と同じアンバランス送信だと思われます。

やはりシールドはSW端子につながっていた

ポールピースの表側はN極。

表側はN極

裏側は普通にS極です。 全てのポールピースは表側も裏側も全て基板で電気的にショートしてあります。 上下のコイルで極性が違うとかいうことはないようですね。

裏側はS極

コイルは中央の端子にハンダ付けされて、それを基板パターンでハトメに引っ張ってきてあるようです。

出力端子とコイル端末の関係

白がコールドだとすると1階のコイルを時計回りに回って中央踊り場へ。 そこから2階のコイルを反時計回りに回って・・・

コイルはこうなっていた

赤い線をたどって1階裏口へ降りてグルッと基板パターンで表口へ。 そこから赤い線でホットが出てきます。

基板から2階へ

普通のピックアップは、アナログテスターで抵抗値を測りながら鉄製のものを、表側から近づけても、裏側から近づけても同じ方向へ針が振れます。 このピックアップは逆に振れます。 シンプルに逆相の信号を産み出しているように見えます。

コイルは上下ともに4kΩくらい。

これだけみたらノイズは消える代わりに信号もフェイズアウトして消えそうですが、実際には音がでますし、ノイズも単体でキャンセルできていないです。

またどちらの端子をホットにしたとしても巻き始めホットになるのも気になります。 指がポールピースに触れたときに、交流的には線間容量で人体と通じているので、ギターからシールドを引き抜いたときみたいなひどいノイズが出ます。

下のような実験をしました。 ホットとコールドを逆にして(その方が配線しやすかったのでこうしました)ポールピースをコールドにつなぎました。 コールドはアースにつながるのでこれで全てのポールピースがアースにつながります。

ポールピースをアースにつなぐ

この状態にすると多少外来ノイズも減りますし、触ったときは人体がアースされて、触っている方がむしろ一番ノイズが静かな状態になります。 おそらくこういうことをするのが一番良さそうです。

ピックアップはこれで正常なのでしょうか? それとも何か変な改造がされてしまっているのでしょうか? 参考にするためにリア側も外して観察してみましょう。

ピックアップもサーキットもブラックボックス。 間違った改造や間違った配線をしてあるような気配もあります。 まだまだ難問ですね。


基板をチェックする【ブラック フェンダー5弦ベースのノイズ処理-7】

ピックアップのポールピースがノイズの入り口になっているのが気になるので、もういちどコントロールパネルを開けます。

コンパネをもう一度外す

ピックアップの線がシールド線に交換されているのですが、網線部分が・・・

シールド線部分

SWと書かれたところにつながっています。ここはエポキシで隠蔽されたブラックボックス(バッファーアンプ部分)につながっているみたいです。 普通に考えたら隣のGND(グラウンド)につながりそうなものですがどうなんでしょう?

SW(?)に網線が来ている

ジラウドのサイトってもう公開されていないのでしょうか。 つなぎ方を調べることが難しそうな気がします。

検索すると、このブログの過去記事が出てくるのですが、その時はアース線を引き忘れてあってノイズが基板に逆流していたみたいです。

それはそうと、リアから来るピックアップの線が太すぎて基板に挟まってパネルが閉まりにくいですね。 導電塗料でシールドしましたし、普通の2本線に交換しても良いのですが、基板がブラックボックスでしかも取り付けを間違えている可能性があるのでやっかいです。

線が太くて閉まりにくい

取りあえずピックアップを外さないと、ポールピースのところがどうなっているか内部構造調べることができませんね。 バラしてみましょう。