配線作業【エレクトリックアップライト内蔵ミキサー回路製作-2】

配線の改造をしていきます。 前回バージョンの配線では指板裏のピエゾを単体で鳴らすことができなかったのですが、今回はミキサー回路追加したので自由度があがりました。

その代わりスイッチが要らなくなったのでシンプルになるところもあります。

サイレントベース全景

左がEMGのPBピックアップ用ボリュームとトーン。ピエゾは一度基板に入って20倍くらい電圧ゲインをあげてから右側のボリューム&トーンに入ります。

で、それぞれがミキサーアンプに入る仕組みです。

基板の搭載

ピエゾはハイインピーダンスでノイズが乗りやすく、オペアンプもかなり頑張ってゲインをあげているので半導体ノイズも出ます。 それを積層セラミックコンデンサの0.047μFで抑えつつ。 トーン用は0.1μFと0.47μFを試しています。 0.22μFとかも良いかも。

トーン用コンデンサ

こうやって電子部品の定数であと少しのチューニングをするところで悩みますね。

とりあえず良い感じの使い心地と、ウッドベースのような泥臭い生々しさがあるサウンドに仕上がりました。

 

追記 試奏しているところを見ていると、スラップのカチカチした音をもっと出そうとされているように見えたのでご相談してみたところ、多少の高域ノイズが残ってもピエゾのトレブリーさを大事にしたいと言うことになったので0.047μFは外しました。 お好み通りになったようです☆


秋葉原でお買い物

14日は確定申告をすませに王子税務署へ。 開業届けの提出から去年の申告まで、東十条駅から電車に乗って王子駅から歩いていたのですが、実はうちから直接歩いた方がよっぽど近いという間の抜けたことに半年前に気がつきまして今年から徒歩です(笑)

ついでに秋葉原へ行ってきました。 頼まれているものがたくさんあるのでいろいろ買い物をしてきました。

秋葉原で買ってきたもの

千石電商2号店で店長さんと話していたらチョコレートエレクトロニクスの中の人に見つかって脇腹をブスッとつつかれました(笑) ちょこさん1年に1回くらい秋葉原で遭遇しますよね☆

 


ビリーシーン風レリックベースの指当てを作る

以前、組み込みをさせていただいたビリーシーン風ベースですが、親指を置くあたりに少し厚みを持たせるようなチップがあるといいということだったので余ったピックガード材から切り出しました。

ピックガード材から切り出す

しっかり寸法を出すためにトリマーで形を整えました。

トリマーで仕上げる

また付けたところの写真も送ってもらいましょう。

タラス時代のビリーシーンが弾いていたwifeベースのレプリカ製作風景はこちらから。


パッシブとアクティブをミックスする基板を製作【エレクトリックアップライト内蔵ミキサー回路製作-1】

以前にもお預かりしたエレクトリックアップライトベースの配線を改造することになりました。

ピエゾをプリアンプで増幅したあと、ミキサー回路でEMGとミックスします。 以前はスイッチ機構があったり、ミックス部分をパッシブで行っていたこともあってピエゾだけを出すことができませんでしたが、ミキサー回路を登載することでどちらのピックアップも単体で出せるようにします。

まずは回路図を考えました。 左の紙の上の方がそれです。 下がオペアンプICの端子を中心に描き直した図です。 右がそれをもとに描いた実体配線図です。

回路図

実体配線図は部品側から見たところで考えますので、基板パターン面に反転するために透明のテンプレートを作るようにしています。

透明のテンプレート

できあがった基板がこれです。 ピエゾ側の適正ゲインが分からないので抵抗が1本差し込み式になっています。 ICは低消費電力系でノイズ面や回路の安定感などと相談という感じでしょうか。 こちらもソケットにしておきました。

できあがったミキサー基板

この基板は「パッシブのピックアップとアクティブのピックアップをまぜる回路」としていろいろ流用できそうです。

そういうことで困っている方はご連絡下さい。