トップコートを吹きました【1960風レリックJBの製作-9】

修理作業で塗装を吹くついでに、試奏機ジャズベースタイプの塗装を進めました。 前回着色塗装したサンバーストの上にトップコートを吹き付けました。

ジャズベースのトップクリアを塗装

ヘッドはこんな感じになりました。 ゴールドに黒ふちのほうのロゴを使いました。

ヘッドロゴマーク

乾燥したら研磨して仕上げます。 そのあとレリック加工。 部品はもうあるので、できるだけ早く組み上げたいですね。

BirdcageオリジナルのハイブリッドJBピックアップを装着します。 またさらに新製品として発売予定のカスタム配線も一緒に搭載する予定です。

 


楽器のお渡し【wife風レリックベースの組み込み-24】

最後の加工はトラスロッドカバーです。 ネックを外さなくてもトラスロッドの調整ができます。

ロッドカバーの穴開け

お客さまがご自分でストラップピンを取り付けました。

ストラップピンの取り付け

ピックアップの表面にアクリル製の板でフィンガーランプを貼り付け。 こうやって位置を決めたあとで、角などを削って仕上げるそうです。 お客さまいわく「自分で手作りしてこそwife!」とのことです。

アクリル板の取り付け

これで完成です!

Billy Sheehan's wife replica

Talas時代のまだサンバーストが残っている外観で(しかも角の部分は剥がれたのを補修するためにビルが自分で黒を吹いている)レプリカを作った例はほとんどないのではないでしょうか?

とても貴重な経験ができました。 今月の20日にはこのベースを使ってのライブがあるそうです。


ほぼ完成【wife風レリックベースの組み込み-23】

ピックアップカバーを削って高さ調整したところ、弦のビリ付きは解消されました。 ノブやブリッジカバーを登載して完成した姿になりました。

wife風レリックベース完成

また新しい資料を借りることができたのであと少しレリックを追加することになります。

ビリーシーンwife風レリックベース

交換したコンデンサの写真を掲載していませんでした。 このネック用ハムバッカーに合うコンデンサは104(0.1μF)でした。 磁力が強くて抵抗値は少ないというピックアップ仕様のようです。

採用したコンデンサ

今日お客さまにも弾いてみていただいて「全て要望通り!問題ない!」と太鼓判を頂きました。


ピックアップの高さ調整【wife風レリックベースの組み込み-22】

トラスロッド調整用のレンチを作りました。 10ミリしかない隙間に通るように短くカットしました。

レンチを削る

弦を張ってみたところ、全体的に妙にビリつきます。 これはおそらくネック側のピックアップの磁力が強すぎるせいではないかと予想されたのでピックアップを外してみました。

ネック側ピックアップを外してみる

外すとビリ付きがとまります。 ギブソン系のネックはボディと指板トップに差があるので、それに合わせてピックアップの高さが高いのです。 マグネットが強いのも原因ですね。

磁界が強すぎる

現状から3ミリは落とした方が良さそうです。 それくらいならむしろ見た目もwifeに似てきます。

削る前のピックアップカバー

グラインダーで削りました。 今日はずっとグラインダー作業ですね。 ちなみにこのあと、ピックアップを下げるためには掘り込みを深くしなければいけないことが分かって、またトリマーで木工加工&導電塗料の塗り直しをしました。 今は乾燥中です。

削ったあとのピックアップカバー

リアルセルロイドピックガードの端材からチップを切り出しました。

トーラム・ピックガードの端材

トラスロッドカバーを作らなくてはいけません。

トラスロッドカバーの製作

イメージ通りのものが出来そうです。