EMGピックアップを取り付ける

コネクタ付近の線材に力がかからないようにクッションに隙間を作りました。

ピックアップ部

コントロールキャビティはこんな感じ。

コントロールキャビティ部

これはギターあるあるなのですが、プロっぽくキレイに取り回そうとすると、普通にハンダ付けするよりEMGのコネクタの方が難易度が高いのですね。

ベースの場合コツがあって、長い方のピックアップケーブルをあえてリア側に使って、フロントボリュームの外側を回すことでフロントピックアップもリアピックアップも同じくらいの線の余り具合にできます。


モントルーのPot Spacer

スプリットシャフトのポットにねじ止め式ノブを取り付けると、こんな風にすり割り軸が潰れてしまうことがあります。

スプリットシャフトが潰れている

モントルーから発売されているポットスペーサーという商品があって、これをシャフトに挟み込むとネジで締めても潰れなくなります。

モントルーのPot Spacer

こんな感じに使います。

ネジ止め式ノブでも潰れない

インチ用とミリ用があるので気をつけてください。


音出しチェック【MU-TRONⅢの修理-12】

修理が完成したので音を出して最終確認しましょう。 ゲインをいじることでエンヴェロープ信号も操作するという困った仕様のエフェクターなので効き具合を調整しようとすると音量が大きくなってしまいます。

チェック用の小さいベースアンプでは入力で歪んでしまうのでミキサーを使いました。

音出しチェック

いい感じに動作しているので組み立て直します。

かなり長い期間、裏蓋を開けたままだったので、閉じるのが名残惜しいですね(笑)

フタを閉じるのも名残惜しい

さあ元通りになりました。 組み立て直す時に工夫したので、引っかかっていた波動スイッチもスムーズに動くようになりました。

感動の完成

大変苦労した修理でしたが、結果的には大変上手くいったと思います。 ミュートロンの修理はお任せ下さいと自信を持って言えるようになりました。

この記事をご覧になった方の中で、ミュートロンの故障でお困りの方がおられましたらこちらのメールフォームからご連絡下さい。


EMGの配線キットが届きました

楽器をお見せできない修理品です。 他のベースから取り外したEMGを取り付けるベースの修理を始めます。

配線がピックアップとキャビティに挟まってダメージを受けていたので配線キットごと新しいものを買いました。

配線キットが届いた

普通のJB配線の図がないのでテスターでどのコネクタがどの端子につながっているか調べることにします。