巻き直し【断線したJBのピックアップの修理-2】

コイルを巻き直します。 フォームバー皮膜線を使って、7kΩ台前半を目指します。 ペアになるリアピックアップも一緒に送って頂きました。 巻き方向を逆にしてノイズを消しつつ、磁極も逆にして信号の位相をそろえる必要があるからです。

コイルを巻く

マイクロフォニック現象によるハウリングを防止するために、ワックスポッティングしました。 このあと着磁もしました。

ワックスポッティング

抵抗値はおよそ7.2kΩ。 位相がリアピックアップと合っていることを確認します。

位相をチェック

できあがったコイルは近くで見るとこんな感じ。

完成したピックアップ

スキャッター巻きとかランダム巻きと言われるような状態になっています。 手送りで巻いたコイルの特徴ですね。

同じ抵抗値でも、巻きが少しゆったりしてコイルの見た目もふっくらします。 コイルの輪が広がるとインダクタンス(コイル成分)が大きくなって高域が押さえられたふくよかなサウンドになります。

機械で整列巻きしたコイルに比べて、同じ抵抗値でもインダクタンスやや多めにできあがるのが、手巻きの特徴でしょう。


ヘッドの厚みについて【モズライトのフレット交換-9】

ブッシュが浮いているのが気になっていたのですが、この楽器はヘッドの厚みやカーブがペグごとに違うのですね。

ヘッド部

ポストの出ている長さもそれぞれ。 ブッシュが浮いているのではなくて表裏が平行ではないからしかたがないという設計なのです。 明らかに動きがしぶいところもありますが、それはむしろこのギター愛すべきところなのです。

だってカッコいいんですもの(笑)


ペグの交換【G&Lの改造-2】

ネジ穴を埋めた埋木をノミで整えました。

埋木をノミで整える

ペグブッシュの径が違います。

ブッシュの径が違う

拡げる加工をします。 その前に塗装を面取り。

面取り

この作業はドリルビットが太いのでなかなかの迫力があります。

ブッシュの穴を拡げる

ここからは普通に交換作業です。

ペグの取り付け

Dチューナーも付きました。


ペグと配線の交換【G&Lの改造-1】

G&Lをお預かりしました。 あちこち改造します。

G&LのPJタイプ

今はスタックの2ボリュームとマスタートーンになっていますが、2ボリュームだけにして、トーンは中に入れ込みます。

配線を改造する

ペグを交換します。 あと、リテーナーの位置の問題があって、ナットの上で弦に角度がつきすぎているのが気になるとのことなので、もう少し高さのあるものに交換しようと思います。

ヘッド部

さっそく、ネジ穴を埋めます。

ネジ穴を埋める

ピックガードのアッセンブリーを途中まで作りました。

PGアッセンブリー

ホットからコンデンサを通ってラグに引っ張ってあります。ここに半固定抵抗を付ければプリセット式のトーンを内蔵できます。

この段階で、コンデンサを持ち込んで頂いたセラミックに交換しなければならないことに気が付いていません。 最後に気が付いて交換することになります(苦笑)

あと、ジャックは最近気に入っているピュアトーンのモノラルジャックが付いています。 電気的な接点が多いので、バリバリいうようなノイズのトラブルが少ないのが特徴です。

もちろんメーカーとしてはトーンのピュアさがウリなのでしょうけれど、トラブルレスであることにこそ、それはそれは尊い価値があると思います。


西川口如何屋のカズフェスでした

西川口にある如何屋(どーや)のイベントに参加しました。 カズさんが仕切ってくれているカズフェスというイベントです。

セッションバンドでプリンセス・プリンセスを3曲と、いつもの中森ちぇき菜で2曲、ベースを弾きました。

中森ちぇき菜は久しぶりなのにみんな調子良いなと思っていたら、最後にちぇきさんがデザイヤーを多めに歌いました(笑)

中森ちぇき菜

ちぇきさんの舞台出演があるそうです。 ちぇきさんはニックネームで、お仕事では、ほたかふみこさんといいます。

ちぇきさんの舞台告知

自分の傘に緑の輪ゴムを付けて目印にしていたら、誰かがピンクの輪ゴムを足すので誰のか分からなくなりました(笑)

誰かが輪ゴムを追加しよる

ついでに動画を貼っておきましょう。