チェック【白いスペシャルの配線改造とブリッジ交換-1】

ホワイトのレスポールスペシャルをお預かりしました。

ホワイトのスペシャル

ブリッジをMontreux custom wrap around bridge Chromeに交換します。

また、サドルはPR-02 | Gibson®レスポールスタイル 現行ABR-1 Tune-O-Maticブリッジ用KTSチタンサドルに交換します。

モントルー製バダスブリッジに交換する

配線の改造もします。 マスターボリューム&マスタートーンになります。 ナットが緩んでいるので増し締めしておきます。

マスターVol マスターTONEにする

弦が6弦側に寄っています。 ここも今回修正されることになります。

6弦側へ寄っている

トグルナットが緩んでいます。 ここは増し締めしておきましょう。

トグルナットが回っている

トラスロッドの調整をしておきます。 ロッドナットを清掃してグリスを注しておきます。

トグルナットの清掃


サドルについて【Squier by Fender Vintage Modified Jaguar HH の改造-6】

サドルのイモネジを長めのものに交換しておきます。

ここで気が付いたのですが、このブリッジは表通しにすると構造上2回サドルに当たることになるのですが、弦を張ったらどうなるのでしょう。

弦が2カ所に当たる構造になっている

オクターブネジの付け根が支点になるので、より外側にある点でボディ側へ押しつけられるから問題ないのでしょうか。 弦を張ってみないとよく分かりませんね。

表通しにする場合はテレキャスタースタイルのようにサドルが3個になっているものの方が、弦の力のかかり方がシンプルかもしれません。


導電塗料の塗布【Photogenicのペグ取り付け修正-1】

フォトジェニックのJBタイプです。 ノイズ処理とペグの取り付けをします。

PhotoGenic

ペグブッシュが抜かれていますね。

ペグ

トラスロッドを緩めてみました。 ほぼ真っ直ぐでハイポジションが逆反っています。 これは意図的にハイを落としてあるのでしょうか。 ハイ起きになりにくくて良いと思います。 木は柔らかそうなのであとは2ウェイロッドが弦の張力にどれだけ耐えるかでしょう。 

ロッドを緩めてみた

配線は一度やり直してあるようです。 そのせいか低価格帯の楽器にしてはスッキリしていますね。

配線

少し焼けているようです。  赤が飛んでいるみたいですね。

焼けている

底面にたまった塗装の凹凸をスクレーパーで削ります。 平らになる方が仕上がりがきれいですし、塗装の前の足付けにもなります。

底をスクレーパーでさらう

導電塗料を塗ったところがこちら。 乾いたら2度塗りします。

導電塗料の塗布

ペグのネジ穴を埋めておきましょう。

ネジ穴を埋めた


ベース用にカスタムしたマイクロアンプ的なもの

組み込んでいきます。

穴あけ加工がすんだ

こんな感じに配線しました。

配線作業

ベース用途なのでゲインは抑え気味にしてありますが、ソケットになっているので抵抗を差し替えればオリジナルと同じところまでゲインを稼げます。

配線作業

出力バッファが強化された4556を使いました。 オリジナルと同じ4558に差し替えることができるようにこちらもソケットにしました。

できた

入出力のカップリングコンデンサと電源のデカップリングコンデンサを音響用電解に交換して容量を大きく低音まで扱いやすい構成にしてあります。

オリジナルはピエゾピックアップを直接入力できるように入力インピーダンスをかなり上げてあるのですが(アコギのパッシブピックアップなど)、それだと外来ノイズも大きく再生してしまうので、常識的な入力インピーダンスに下げる方向で調整してあります。

日を改めてチェックして完成です。