ヒーター修正中のネックです。
ヒーターは効いているようなので一度弦を張ってどうなっているか確かめてみましょう。
昨日は楽器の調整作業中、お客さんがずっと私のデュオソニックを弾いて遊んでいました。
フロントのコイルは内側を抜いて、外観は普通にしつつターン数を減らしてあります。これで低音を損なうことなく鈴鳴り感のあるピックアップになっています。
ボリュームを絞っても音色が変わりにくいようにハイパスコンデンサやスムーステーパー抵抗を突き詰めて、トーンは1弦の音量が下がらないギリギリまでコンデンサの容量を減らしてあります。
このギターはボリューム7トーン7くらいからアンプの音を作ります。
トーンをフルにすれば鈴鳴り系のシングルコイル、トーンを絞ってボリュームを上げていくとハムっぽい音になります。 リアでゴンゴンブリッジミュートもできますし、フロントでネオソウルごっこもできます。 センターにしてトーンを上げてボリュームを下げるとアコギ的なシャランもでます。
「ローゲインなギターサウンドはもうこれ1本で良いのではないか」と衝撃を受けてくれていました。 「いやぁ私もちょっとそう思っていたんですよ」と盛り上がりました。 お客さんがメルカリでスクワイヤのデュオソニック検索していて笑いました。
バッカスです。 うちで巻いたP-90タイプのピックアップをフロントに登載します。
低価格モデルなのでフレットの端が斜めに落とされているのですが、センターがズレていて1弦のハイフレットがすぐに弦落ちしてしまいます。
ネックジョイントビスがボディにも効いているので、少し拡げます。 このネジはネックにだけ効いていて欲しいからです。
1弦側の壁面にファイバー紙を貼り付けました。 弦の張力でネックを6弦側へ倒す効力があります。
旧型のセキュリティロックを取り付けます。 ネジ穴は埋めるほどではないのですが、ネジピッチが違うのでタイトボンドで新しいネジ山だけを残して埋めてしまいます。 塗装と金属にはくっつかないので乾いたら要らない接着剤はポロポロ取れます。
分解していきます。
ギブソンに合わせて作ったP-90タイプのピックアップとリアピックアップの位相が合わないので、リアピックアップの配線を白黒反対にします。 それで逆巻き逆磁極になってノイズキャンセルします。 弦アースをカットして黒い線とエレベータープレートを分離します。
導電塗料のアース線と、弦アース線を新しくつなぎました。
コントロールアッセンブリーを作ります。 ジャックのホットコールドは撚りました。 こういう線はターボライターで軽く炙ると撚った状態で固定されていいですね。
本体とつなぎます。
ちなみにブリッジはオクターブ調整が可能な駒になったものに交換することになした。
サドルの位置出しをします。 これでおおむねオクターブ調整は合いました。
リアのシングルと合わせるためにマグネットを弱めにしました。 これ以上フロントを上げることもリアを下げることもできないので、音量バランスを取ることができて良かったです。
お客さんとあーでもないこーでもないと悩んでいる間に、こういったマグネットの使い分けが分かってきたのは収穫ですね。