取り付け位置を決めた【Kiihlの5弦フレットレスベースの改造-13】

このラインをそろえようとすると・・・

ここをそろえることはできない

最終フレットよりスロープの方が高くなります。 これをすり合わせるとなると指板の延長という無茶な作業になりますし、マホガニーなのでそもそも指板材ではありません。

指板の延長作業になってしまう

なのでこの絶縁紙は剥がします。 そのうちハトメを打ってファズ基板になります。

外す

外しても、弦の下側とスロープの隙間が0.4mmありません。 弦高は12フレット2.0~2.5mmと高めの状態でこの感じです。

隙間は0.4mmない

というわけでいろいろ悩みましたが、このスロープはピックアップとピッタリ合わせた位置に付けます。

ピックアップにピッタリくっつける

弦が古くて、いろんなところでカラカラと異音がするのですが、たぶん指板の方は基本的にはいじらなくても良い気がしています。

弦が古すぎる

というわけで弦をさっそく交換して調べます。

交換してネックを調べたい

配線を分解していきましょう。

配線の分解を進める


ピックアップの入れ替えと部品清掃【ヒスコレLPスタンダードのピックアップ交換-4】

ピックアップを外していきます。

元の配線

2本のギターの間でピックアップを入れ替えるので両方バラします。

分解

貴重なトムホームズなので分解したついでに計測しておきます。 過去にも計測したことがありますが、2個のコイルの特性が異常にピッタリそろっている気がします。

計測

エスカッションに組み付けました。

ピックアップの入れ替え

配線を戻していきます。

配線作業

ジャック交換するという計画もあったのですが、磨いてみたら意外にピカピカになってノイズもなくなったので清掃だけにします。

ジャックの清掃

こっちも磨いておきます。

ジャックの清掃

ポットも少しファサファサいっているので外からアクセスできる範囲でブラシを磨いておきます。 完全には良くなりませんでしたけれどマシにはなりました。

ポットの清掃

これで完成です。

完成

こっちにトムホームズが載っています。

完成


塗装の状態【レスポールスタンダード(20250830お預かり)の塗装修理-1】

以前にもお預かりしたことがあるレスポールスタンダードです。

レスポールスタンダード(20250830お預かり)

ベンドロッドがネック材を押しつぶし、指板が押されて剥がれたギターです。 ロッドカバーのナット側に、そのときに入れ直した2ウェイロッドが見えます。

2ウェイは自力で固定しようとするので、柔らかいネック材と相性が良いかもしれません。 季節の変化よりロッドの固定能力が高いらしく年中まっすぐなネックになっているようです。

以前ロッド入れ替えしたところ

うつぶせで倒れてしまったそうでリアボリューム付近に亀裂が入ったそうです。

ポット周りの塗装

タッチアップラッカーを塗ってあるそうですが、色がなくなっています。 このクリアラッカーをはがしつつ、色を入れて・・・

ポット周りの塗装

他のクラックに混じって目立たないくらいになるといいなというご要望です。

塗装のクラック

塗装屋さんが部分修理を受けてくれるならお任せしたいところですけれど、トップ面全面を吹きなおすとか、トップクリアをつなぐためにクリアを全面に吹くというようなやり方の場合は自分でタッチアップした方が良いかもしれませんね。

じっくりやりましょう。


ピックアップを登載する【アックスベースの改造ー34】

ピックアップのクッションをいろいろカットしつつピックアップをネジ止めしました。 コネクタ方式って便利なようで困る要素でもありますね。

ピックアップの取り付け

ポットが付いていた穴にジャックを取り付けるため、穴を拡げます。

穴を拡げた

ここで気が付いたのですが、ボディが厚くてロングジャックでも届きません。

届かない

スイッチクラフトのロングに12mmのロックワッシャーを付けるともう一段階深くはまります。

12mmのロックワッシャーを直接付ける

これなら取り付けできました。

取り付けできた