ピックガードのネジ穴を埋める【カスタムショップ製JBのカスタム-2】

カスタムショップ製のJBなのになぜか国産のピックガードが付いていたこのベース。 ガードを交換してキッチリ取り付けをやり直すことにします。

ジャズベースの場合、コントロールパネルとの境目も合わせる必要があるので、コントロールパネルのネジ穴も一度埋めてしまおうと思います。

で、配線を外していてびっくりしたのですが、弦アースや各キャビティのブラスプレートをつないでまとめたグラウンド母線がハンダ付けされていません。 ジャックのスリーブ端子に巻き付けてありました。

アース線がハンダ付けされていない

ネジ穴を埋めます。

ネジ穴を埋めました

ピックアップのクッションもへたっていますね。 交換したいところです。


フレットを仕上げる【Ritchie Blackmoreモデルのリフレット-6】

フレットをすり合わせします。

フレットのすりあわせ

ピカピカに磨き上げたところがこちら。

ピカピカになった

そろそろナット材が届くのでナット加工に入りましょう。 今付いているのは元から付いていたものです。 弦を張って確かめるのに使っています。

黒いナット材はグラフテックを使うことにしました。


フレットを打っていく【Ritchie Blackmoreモデルのリフレット-5】

ブッシュが浮いているのが気になります。

ブッシュが浮いている

押し込んで固定しました。

ブッシュ浮き修正

今回使うフレットは#57110です。 2.7ミリ幅くらいのフレットは他にもありますが、タングの幅が0.51ミリと、今の溝をあまり拡げなくても使えるのでこちらを選択しました。

#57110 ジェスカー

フレットを1本ずつ曲げていきます。

フレットを曲げる

圧入していきます。

フレットの圧入

フレットの端を切っていきます。 ステンレスのジャンボフレットは硬くて大変です。

ZETTのバッ手

世間は日本シリーズの話題で持ちきりですが、意外なところでもZETTのバッ手が役に立っています。 ここでも利き手の押し込みが重要なのです(笑)


ジェスカーフレットを取りそろえています

ネックのオーバーホールという修理作業メニューがあるのですが、そこで必要になるフレット交換作業のために、ジェスカーのフレットを各種取りそろえています。

使ったフレットを補充したので並べて写真を撮ってみました。

ジェスカーフレット各種

ジェスカーは製品精度が良いので安心してお勧めできます。 フレットの形状が左右対称ですし、巻きのくせなどもないので作業しやすいです。

 


PURE TONEのジャックを付けてみた

ギターやベースに使うジャックと言えばスイッチクラフト製が一般的ですが、今回PURE TONEというブランドのジャックを手に入れました。

一般的なモノラルジャックには先端のチップ端子にひとつだけ板バネ式の接触端子があって、付け根の方のスリーブ端子はジャックの筒状になった部分の内側のどこかに斜めに押し当てられているだけです。

PURE TONEのジャックの面白いところはまず、チップ端子に板バネ接点が2枚あることです。 また、スリーブ端子にも板バネがあります。

下の写真はステレオなのですが、チップに2枚、リングに1枚、スリーブに1枚板バネ式の接触端子があります。

PURE TONEのジャック

しかもそれぞれの板バネ式接触端子には凹凸が付いていて、少なくとも2点で接触するようになっています。 チップ端子は4点で支えていることになります(形状が合えば線や面で接触しますね)。

チップ端子の接点

リング端子は2点、スリーブ端子も2点あります。 モノラルの場合はこれら4点がすべてスリーブにあてられます。

リング端子スリーブ端子

ジャックの接点不良トラブルは、スリーブ端子(筒の内側)が酸化することでアース不良になる場合がほとんどです。

スリーブ端子に専用の接点があるとトラブル回避に有利であることは、ビルトインジャックの寿命が長いことをみても明らかですね。

自分のベースに付けてみます。 このベースはバードケージオリジナルプリアンプBCP-3が登載されている試奏機でもあります。

取り付けて見る

ハンダ付け端子がキャビティに当たらないように、この向きで付けました。 導電塗料を塗ったキャビティに入るので、一応ヒートシュリンクチューブで絶縁してあります。

取り付けて見た

プラグをさしてみたところ、特に違和感はなくスイッチクラフトと同じように使えますね。 いろいろな方向からプラグを支えているので安定感があるような気もします。

多接点で電気的接触をバックアップし合うような仕組みなので、接点復活材を使うよりもこれに交換する方が安心です。

接触抵抗が小さくなるせいか音にも輪郭が出る感じがしました。 これについてはもっと弾き手の意見を聞いてみたいですね。

今後は配線のオーバーホールメニューのオプションとしても、ご提案していきたいと思います。