ガードの切り出し【エレアコベースにピックガードを付ける-1】

以前マグネティックピックアップの製作や配線の改造でお預かりしたことのあるアコベです。 レスポールのピックガードをお友達にもらったそうで、取り付けることになりました。

アコベにピックガードを付ける

点線のあたりでカットします。

レスポール型のPG

まず大まかに、糸のこ盤でカットしました。

カット!

トリマースタンドを使って、アクリル板の直線に合わせたラインまでベアリングビットで削り落とします。

トリマーでストレートに削る

ピックアップの切り欠きをつけましょう。 位置はこの辺り。

PUの切り欠き位置

同じように糸のこで落として、トリマーで仕上げるのですが、20Φの穴が必要なのでMDFボードを加工。 これをトリマーのテンプレートにします。

テンプレートを作る

削り出したところがこちら。

悪くない

もしここまで加工してかっこ悪かったら「カット代」だけいただいて中止する話だったのですが(笑) 悪くないので進めることになりました。

 


基板製作と組み込み【Power Distributorの製作-3】

基板を作っていきます。 1枚1枚手作りです。

基板の製作

9.8ボルトに減圧するレギュレーター回路です。

基板が完成

DCジャックに電界コンデンサを取り付けていきます。 これはつないだエフェクターの消費電力が変動した時に、他のエフェクターに影響を与えないための充電池のような役割をします。 レギュレーターだけでも対応できるはずですが念には念を。

電界コンデンサの取り付け

ちなみに18ボルト出力のところにだけ耐圧25ボルトを使っているので、もともとのバージョン(左)と違って、ひとつだけ金色のコンデンサが入っています。 すべてオーディオグレードです。

よく、エフェクターの電源コンデンサーを音響用に交換するチューニングがありますが、このパワーサプライはそれと同じことをしているわけです。 交換ではなくて追加ですが。

特別仕様になっている

さて、放熱試験です。

放熱試験

実際に使う時は、左3つの18ボルト出力からスルーアウトする分もあるので、これが一番過酷な使い方を再現した状態です。 ACアダプターからフル出力しても、触れないほど熱くなることはありません。 これで良さそうです。

パワーサプライの製作が必要な方はこちらのメールフォームから御相談下さい。 最近は、安くて良いパワーサプライがたくさんありますから困っている人はいないかもしれませんが、Early BirdのPower Distributorは「交換したての電池をシミュレートした9.8V出力」や、「オーディオ電解チューン」など、それなりに特徴のあるパワーサプライです。

モントルーさんのラインナップからなくなってしまった製品ですが、設計と製作でお手伝いしていましたので、同じ仕様のものをお作りできます。


軽くすり合わせ【レスポールスペシャルのメンテナンス-2】

トラスロッドを締めると4~6フレット辺りに山ができてしまうので、そこだけフレットのすり合わせをすることになりました。 将来的にフレット交換する時には、この部分の指板をうっすら削ってあげると良さそうですね。

精密なすり合わせが必要なときは、弦を張った状態での研磨が可能になるこの秘密兵器(ブログで公開)が役に立ちますね。

部分的なフレットすり合わせ

さて削り終わりました。

フレットの高さがそろった

フレットを丸め直します。

フレットを丸め直す

フレットをピカピカに磨き直しました。

フレットを仕上げた

配線をチェックしていきます。 ピックアップを外して目視でチェック。 お掃除をしました。

ピックアップの確認

配線も問題なさそう。 目立ったガリノイズもありません。

配線の確認

スイッチ部。 むき出しのアース線がホットにショートした例があるので少しだけ押し下げておきました。

配線の確認

緩んでいたネジを増し締めします。

ネジの増し締め

これでばっちりではないでしょうか。

写真に撮り忘れましたけれど、オクターブ調整が少しずれていたので修正しました。 弦交換時にブリッジの位置が後ろにずれた可能性があります。

弾いているうちにコンディションが変わってきてしまって、調整がよく分からなくなってしまったとお困りの方も結構いらっしゃいますのでぜひ御相談下さい。

演奏コンディションを調整で良くすることは大事ですし、ネジを回すだけでは調整できなくなっている楽器はそろそろ修理の必要があるということです。

 


トラスロッドを締める【レスポールスペシャルのメンテナンス-1】

ライブ前のメンテナンスでお預かりしました。 ネックが順反っています。

メンテナンスするレスポールスペシャル

ブリッジがボディにピッタリ付いてしまっています。 ネックが起きたことで上がった弦高をブリッジだけで調整しようとするとこうなりがちですね。

スタッドが下がりきっている

トラスロッドはあまり締め込まれていなかったので普通にここで調整が効きます。

トラスロッドを回す

ですが全体的に真っ直ぐに近づけていくと、4~6フレットあたりに山ができてしまいます。 少しだけフレットを削ってよければそれで全体的に真っ直ぐになって弦高も下がりそうです。

結果的にブリッジがボディから離れて、調整可能な範囲が広がります。