指板剥がれで修理中のレスポールです。 トラスロッドナットがめりこんでいって木部が割れています。
接着剤を注入したいので注射器を買ってきました。
東急ハンズの店員さんに聞いて使えそうなものをいろいろ選びましたよ。
この細いのはツベルクリン用らしいです(笑)
瞬間接着剤用の細い針が使えそうです。 タイトボンドの粘度では出てこないかもしれませんね。
ジェスカーフレットのラインナップの中で、幅はミディアムで高さが高いものを使います。
タングが0.51ミリですが、ネックを少し逆反り方向に持っていきたいので0.5ミリまで狭めます。
溝を調整してフレットを打つ準備です。 フレットを指板のRにピッタリ合わせて曲げていきます。
フレットを圧入し終わったところがこちら。
端を切っていきます。
フレットサイドをやすりで処理していきます。
フレット溝が結構深く切られていて余分な溝をサイドからパテで埋めてあったのですが、フレット交換作業で取れてしまいました。
右がパテが残っているところ。左が取れたところ。
パテを入手して同じように仕上げてから指板の再塗装に進もうと思います。
ハイポジションの起き上がりをヒーター修正である程度抑えることができました。
問題はこれを維持することが難しく、半年から1年でまた起きてきてしまうことです。 少しでもネックを支えるために、フレット溝をせまめにしてフレットで内側から突っ張るようにしておきます。
12フレットから上を抜いてせばめます。 事情があって左右半分ずつ。
指板の研磨をしたところです。 このあとフレット溝を必要な広さに微調整してから次の工程に進みます。
もとのフレットをていねいに曲げ直して指板のRにピッタリ合わせて、圧入しました。
微妙な凹凸や左右の反りの違いを取るためにすり合わせをやり直します。
フレットを仕上げました。
弦を張ってみます。 今のところ良い感じになっていますね。 これでハイポジションが何年も安定してくれれば胸を張って「フレットワークの魔術師」とか名乗れるのですが(笑)
お預かりしたときは逆反り、今は少し順反りと結構ネックが動いていますね。 どちら側にも調整ができる2ウェイロッドで、しかもよく効くので問題ないと言えば問題ないですが、ネックを外さないとロッド調整ができないのがおしいですね。
ベースの場合は竿が長くて変化も大きいので、お客さまがこまめに調整できると一番良いですね。
モントルー製のバダススタイルブリッジを登載していきましょう。 12フレットの位置からブリッジを取り付ける位置を割り出して、2本の大きいオクターブネジを調整してしまいます。 もちろん必要であればあとで微調整します。
弦溝を決めるために1弦と6弦を軽く張ってみます。
今回はナットも新品になりますので、ナットにもまだ溝がありません。 もとのナットを活用します。
片方ずつやっても良いのですが、横穴式のペグポストの場合弦を1回外すときれいに巻きにくいので、作業の手順的にこうするのが一番効率がいいのです。
ここでは弦間ピッチはあまり関係なくて、フレットの左右に均等に余裕ができる状態であってくれればOKです。
もとのブリッジが10ミリピッチだったので、このブリッジのサドルと同じです。全部真ん中に溝を切っても大きな問題にはなりませんが、せっかくなのでポールピース上を弦が通るかとか、フレットの左右が均等に余るように弦が通るかをチェックしておきます。
サドル上ではこんな感じになりました。少しだけ広めに決めて5等分します。
溝を切りました。
改めてナットの方に溝を切っていきます。 もとのナットの弦間のままの方が違和感がないと思われるので近い値で弦間を決めました。
弦を張ったところがこちら。
上手く調整できそうです。