トラスロッドを回す前にグリスを入れます。
ネックを正しく装着したことと、ネックの調整でかなりサドルが上がりました。
ただし、それでもハイポジションの起き上がりが激しく、チョーキングすると音が出なくなります。ヒーター修正でハイポジションを逆方向に曲げていきましょう。
ネックジョイントを裏側から見たところです。明らかに隙間があいています。ネジやネック側の材がめくれたところが目視できるほどです。
ネックをボディにしっかり押しつけた状態でネジ止めしなかったことが原因です。しかしそもそもボディ側の穴がジョイントネジの直径より大きければ、ボディ側にネジが効きませんので、今回のようなことは起こらないはずなのです。
見ての通りネジがしっかりボディ側にも効いてしまっています。引っ張っても取れません。
ボディの穴は4ミリくらいであけられています。
しかしネジは4.8ミリくらいあります。
これに合わせてボディ側の穴を5ミリまで広げました。結果ボディとネックがしっかり密着しました。
欲を言えば、ネック側のネジ穴をボディに合わせるために埋めて開け直したり、ジョイントを正面から見たときに隙間がないように薄板で埋めたりしたいところですが、今回はご予算や納期の関係でまずはここまでです。
フェンダーメキシコのストラトをお預かりしました。すごく弦高が高くて弾きにくいとのことです。
eBayで落札したネックに交換されているそうです。工場上がりの流出品といった感じのネックで、まだこのボディとひとつの楽器になっていませんね。ボディはボディ、ネックはネックといった感じです。
まずナットが粗加工のままで、フレットの頂点と全く関係のない高さになったままですね。形状の加工や溝の加工が必要です。
かなり弦高が高いにもかかわらず、ハイポジションの順反りが強くて、ハイポジションでのチョーキングで音が詰まってしまいます。部分的なヒーター修正の必要があります。
それにしてもサドルが一番下まで下がっているのが気になります。もうこれ以上サドルが下がらないのに弦高はかなり高いです。ナット溝を削ったとしても全く足りません。ハイポジションの起き上がりをヒーター修正してもどうかといったところ。
しばらくチェックしていてその理由が分かりました。ネックがちゃんと付いていませんね。かなり起き上がった状態でネジ止めされています。
これで弦の張力がかかっているので怖いですね。ポロッとネックが取れることはないと思いますが。
さらにさかのぼってネックがこんな風に付いている原因を調べましょう。