塗装屋さんから帰ってきました。
塗装は問題ないですね。 ジョイント加工からです。
4フレットあたりのピークをすり合わせで何とかしようと思います。 1弦側はフレットの減りもあるのでこのあたりまで削ります。
フレットを削っていて気が付いたのですが、ナットの接着が外れています。 左右の塗装も割れてきれいに取れたようです。 ここは後で接着し直します。
フレットを研磨していきます。
フレットと指板の汚れを掃除します。
フレットがピカピカになりました。
ナットを接着し直します。
これで弦を張って問題なければ完成で良いでしょう。
オーナー様の自己診断と実際の症状に違いがあって、作業内容が予定していたものと変わりました。
人間のお医者さんと一緒で、ご自身では分かりにくいことも多々あります。 現物を良く確かめることで正しい診断ができますし、気になることを全部教えて頂くとヒントになります。
バッテリーホルダーを金属製のものに交換します。 サウンドホールの中に工具を入れての工事になります。
粘着テープがダメになっていたので交換しました。 アコギの中のホコリをエアーで吹き出して、ウェットティッシュで掃除してから貼り付けます。 お客さんに頂いたエアーコンプレッサーが活躍しています。
一度バラバラにした配線を元の状態に戻していきましょう。
ネックの調整です。 ついでなのでトラスロッドナットにグリスを塗っておきます。
トラスロッドがローポジションに多く効くネックのようです。 4フレットあたりにピークがでます。
オーナー様はナット溝が減ったからナットを交換して欲しいというふうにおっしゃっていましたが、実際は原因はナットではなく、逆反りによるビリ付きでした。
ジョイント部分から先がハイ起きしていますが、それはボディの変形が原因のように見えるので、弾かないときは弦を緩めておくのが良さそうです。
ローディさんがプロミュージシャンの楽器を運搬したり保管したりするときにどうしているか見ていると、エレキの弦はちょいと緩めるくらい、アコギはさらにもっとたくさん緩めるようにしていることが多いようでした。
私もそれが良いと思います。 毎日弾くエレキは張りっぱなしの方が演奏中のチューニングが安定して良いと思います。 しばらく弾かないアコギは完全に緩めるのもありかもしれません。
バラしていきましょう。 サドルの下にピエゾピックアップが入っています。 このスペーサーの加工は自分で見ても上手くできていますね。
電池も一応チェックしておきます。 ちゃんと9ボルト以上出ています。
配線を取り出していきます。 音を出してみると通常通り動作しています。
どうやら原因はサドルです。 たまたまそうなっただけかも知れませんが6弦側が上がっていました。 このギターはサドルを上下できる機構になっていますが、ピエゾピックアップはサドルに密着していることで、振動から電気信号を発電できる圧電素子なので、サドルはめいっぱい下げないと音が出ません。
木製のスペーサーで弦高を調整して、このネジを使わない仕様にしたのですが、見た目を変えないために一応付けておいたネジがいつの間にか効いてしまっていたようですね。
外してしまっても良いですし、オーナーさんに自分で時々チェックしてもらっても良いと思います。