ベース4本まとめてメンテナンスした

ベースを4本持ってお越し頂きました。

ベース4本の調整

レコーディングに向けていつものメンテナンスです。

Moonの5弦

順反りしがちなネックのベースが多いのでひと頃は毎年ヒーター修正をしていたのですが、どのくらい弦を緩めておけば真っ直ぐの状態をキープできるかという研究をしてきた結果、今回は4本ともトラスロッド調整なしで仕上げられました。

調整したベースを弾いてみてもらう

4本弦交換やフレットクリーニング、アッセンブリーのチェックや清掃、弦高調整とオクターブチューニングなどを順番にやりました。

フレットレスベースの調整

くたくたになりましたけれど、調整が上手くいったので楽しかったです。


配線の分解と検討【Tokai Talboのメンテナンス-10】

ピックガードから配線を外しました。

回路を分解する

ピックガードを水道で洗ってみたらきれいになりました。

水道で洗ってみた

ジャックに向かう線は新しいシールド線に交換しようと思うのですが、透き通り具合が変わりそうですね。

青い配線

テスターで調べてピックアップコイルの構造を理解しました。 それぞれのピックアップがタップされるポジションができるように配線します。

ピックアップの配線を検討する

スーパースイッチが必要かと思いましたが、アナログデザインの5ウェイスイッチ・10ターミナルのもので実現できそうです。

 


フレットのすり合わせ【Navigatorのストラトタイプのネックをオーバーホールする-22】

しばらく弦を張ってネックに張力をかけたので、そろそろすり合わせしていきます。

弦を張って楽器を抱えた演奏と同じ状態ですり板をあててみましたが、特に困るような凹凸はありませんでした。

フレットのすり合わせ

このまま磨いていきましょう。 ナットの弦溝の深さを追い込んだら完成です。