ネックのネジ穴補修が完了したので弦を張りました。
弦が落ち着いたら全体調整をして完成です。
レバースイッチ周りの配線を見直していて、このギターのタップ機能が少し変わっていることに気が付きました。
写真↓赤丸の側がピックアップのタップ線をフロントorセンターorリアとチョイスする機能で、緑丸の側がコイルをフルに使ったホットをチョイスする機能になっています。 このあと赤側か緑側かをボリュームポットについたプッシュプルスイッチで選んでボリュームに引き込むようになっています。
おそらくスイッチポットひとつで全てのピックアップを同時にタップするために普通と違う配線をしています。 スイッチポットは2回路しかないのですが、本来これをやろうとすると3回路必要です。
普通のハーフトーンは写真↓の図1ですが、このギターのハーフトーンはタップ線も並列接続になりますので図2のようになります。
トーンに付いているスペシャルスイッチにピックアップ組み合わせの重複があるのは、レバースイッチとタップスイッチが強く連携していて、それにあとから追加されたものだからだと思われます。
ちょっとクセがあるのでポジションを覚えて使う必要がありそうです。
元の配線がこちらです。 トーンにBカーブが使われていたりどうなっているのかよく分かりません。 ミドルトーンに500kΩAカーブがあるので、ボリュームに使いましょう。 リアがハムバッカーになったので都合が良いです。
もうひとセット、もし部品として使えればということでお預かりしたものがあります。 こちらもトーンにBカーブが使われていました。 使える部品を選んで組み合わせましょう。
汚れを清掃します。 写真は酸化したスライダーをコンパウンドを付けた紙で研磨しているところです。
トルク安定剤、導電性グリス、ポリαオレフィン系オイルなどを駆使して合体します。
配線を組み直していきましょう。
ストラトの基本的な配線は完成しました。
ピックアップを付けていきます。
ネジ穴の間隔は67mmくらいですね。
こちらは65mmくらい。 ネジもネジ穴もそのままポン付けすることができれば交換してほしいということでしたが、これは無視できないので止めることに決めました。
リアピックアップのネジから不要なアース線が出ています。 アースと共通になっているコールドの線(黒)から銅メッキされたエレベータープレートにつながっているのですでに弦までアースはつながっています。
ピックアップの高さ調整をする度にグルグル回って切れる恐れのあるアース線はショート系の音出ずトラブルの原因になりますので外します。
ネックの傾きを修正するためにバルカンファイバー製のシムを入れました。
ノブのネジによってローレットシャフトが潰れていたところは、なんとか折れずに開くことができました。 スペーサーを入れつつ、ネジの向きも工夫して取り付けをやり直しました。
ネックのネジ穴を1カ所埋めるのメイプル製の木栓を作ります。
ネジ穴を埋めました。