プリアンプBCP-3の製作を進めています。 基板の塗装中です。
エポキシで補強したら鳥かご(Birdcage)のような構造をしたオリジナルプリアンプの完成です。
お客さんに持ち込んでもらったスイッチ付きポットなのですが、1個ノブがはまらないものがありました。 よく見たらローレット(ギザギザ)の数が違いますね。
250kΩを使うストラトのインチノブは中にギザギザが付いていないので、ローレットの数は気になりませんし、メタルノブもローレットは関係ないです。 レスポールにスイッチポットを使うことがあまりない上、みんな無理やり押し込んでしまうから気にならなかったのでしょう。
多分、日本中で誰も気が付いていなかったのではないかと思います(笑) 左の物はメタルノブで使うとして、今回はうちにあったローレット数が正しい右と同じシャフトが使われている在庫と入れ替えて進めます。
スイッチポットの下配線をしていきます。 ネック側・ブリッジ側ともにポールピースがネジになっている方が生きるようにタップすることで、センターポジションの時にハムノイズをキャンセルできるようにSuhrピックアップは作ってくれてあるようです。
なので、出力線側をフルとタップで切り替えるスイッチがひとつと、アース側をコールドとタップで切り替えるスイッチがひとつという構成にします。
導電塗料にアースをつないでいきましょう。
ポット間の配線から始めます。
このあとスイッチの配線やピックアップの配線に続いていきます。
フェンダーの3トーンサンバーストJBです。 これ今はもうフェンダージャパンって言わないんでしょうね。
フレットレス加工をして、コーティングをかけます。 ちょっとハイポジションが起きているので、ヒーター修正か指板研磨で平らにしておきたいですね。
ペグはゴトーのGBR-640というジュラルミン製軽量ペグに交換します。 型番のRは逆巻きってことですね。 60年代フェンダーと同じ向き(今のペグと逆向き)に巻くことになります。
ピックアップも同時に交換します。 今、レスポールと一緒にハムバッカーもお預かりしていますが、Suhrのピックアップがはやっているのでしょうか。
フィンガーレストとピックアップフェンスも取り付けます。 このあたりでしょうか。
いろいろと相談してから作業を進めていくことになりそうです。 と言うか今回はとりあえず、お電話で相談するためにいろいろ写真を上げました。
K.Nyuiのストラトタイプギターをお預かりしました。
コントロールはシンプルなレバースイッチとマスターボリュームです。 レバースイッチをブリッジ側にしたときに、ミドルPUとブリッジPUのシリーズ(直列)サウンドが出るように改造することになりました。
見た目は3シングルのストラトのままで、S-S-H(シングル-シングル-ハムバッカー)みたいな使い心地になります。
ツバ出し指板なのでネックを外してから、ピックガードを外して裏返します。 確か、「ツバだし指板」を考案したのって乳井さんですよね。
アルミシートでシールドした後に、ピックアップの配線周りやスイッチの配線周りに絶縁テープが張られています。 「ショートによる音出ずトラブルは絶対に起こさないぞ!」という意志が伝わってきますね。
レバースイッチは2回路あるのですが、トーンがない配線なので1回路余ります。 そこで、基板の左右を全部つないで2回路を1セットにして使ってあります。 もし電気的な接点が開いてしまうようなことがあっても、もう1回路が機能するという仕組みになっています。
ここにも「オープンによる音出ずトラブルは絶対に起こさないぞ!」という意志が伝わってきます。
ポットの背中のハンダに外したり付けたりしたあとがあるので、オリジナルの配線なのかはわかりませんが、作業した人の工夫がこらしてある配線ですね。
4回路5接点のいわゆるスーパースイッチを使いたいので、ピックアップの配線は全部外します。 ジャックにつながる線とボディから来ている弦アース線も一度外しました。
スイッチ周りの配線を先に済ませてからピックガードに取り付けます。
ピックガードの配線が終わったところがこちら。
絶縁シールも元通りの場所に貼っておきましょう。
ピックガードとネックを元に戻します。
当たり前ですけれどリアの音が大きくなりました。 音色も「クワッ!」とミドルが効いていて、リアがシングルだったときの耳の痛くなるようなエッジ感とは全く違ったものになりましたね。